取り出したるは――♪ 投稿者:マイナリス=グリム(みゅーく) 投稿日:2000/10/13(Fri) 05:07
「良いの?
会ったばかりの僕達を。」
「ええ。」
クキの質問に、にっこりと笑顔で答えるスレア。
「でも、お金無いよぉ?」
どうやら、マイナはさっきの事がよほど頭に残ったのか、チョコだらけの口を尖らせる。
スレアはポケットからハンカチを取りだし、マイナの口を拭きながら優しげにたしなめた。
「子供はそういう心配しなくてもいいの。」
「……はい。」
「あう♪」
「そう言えば、お名前、聞いてなかったですね。
教えてくれますか?」
二人の視線に合わせて、しゃがむ。
「あ、僕はクキ。」
「ボク、マイナ♪」
礼儀正しいクキに比べ、マイナの元気に手を上げる姿は幼く感じる。
「じゃあ、クキくんがお兄さんかな?」
「あ、兄弟と言うわけじゃ……」
「そうなの?」
「あう♪
――ねぇねぇ、チョコの代わりに、コレあげる♪」
マイナは、ごそごそと首の後ろからまだ温かそうなパンを取り出す。
アプリ倉庫に入れられた物は温度も重力も無い所に置かれるので、液体も冷たい物も暖かい物も一緒にしまって置けるのだ。
出会ったばかりの二人に、気に入った物――しかも、マイナにとっては好奇心の次に重要な食べ物をあげる――
どうやら、初めての同年代の友達と、チョコをくれた蒼髪の女性に、少々浮かれているようだ。
警戒心がほとんど働いていない。
「あら、良い香り……パンですか。」
「おいしそうだね」
「あう〜、えるふのおねぃちゃんにもらったの♪
……あんまり無いから、ちょっとだけね?」
「はいはい。」
スレアとクキは苦笑しながら、パンを一切れずつ受け取った。
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元々ステフが焼いた香草パンですが、それを知らないマイナは、「シリンにもらった」とだけ記憶してます。
おいしかったので、少し残してアプリ倉庫にしまっておくと言う、
マイナにしては珍しい、あとの事を考えた行動。
ドーバー行けず 投稿者:ブラック(砂時計) 投稿日:2000/10/14(Sat) 00:06
ブラックはドーバー行きの船の前まで来てふと自分のミスに気付いた。前まで主人がいたから一緒に船に乗れたが今はクリーチャーの自分だけなので船には乗れないのだ。
「くそ・・・!」
自分のミスに腹を立てるブラック。
仕方なく黄とヘルの所へ戻る事にした。
城塞島 投稿者:アールセキン(宗一郎) 投稿日:2000/10/14(Sat) 12:55
「で、この首輪はなんじゃ?」
サナリが苛立ち混じりの声で問いかける。既にこめかみがぴくぴくと震えている。
「ですから、首輪です。昔から言うでしょう、『秋茄子は嫁に食わすな』と」
「関係ない!!!」
二人は一隻の救命ボートの上にいる。
サナリがからかいがいのある(笑)タイプの人間だと気づいてアールセキンが強引に拉致ってきたのだ。
「まあ、わかりやすく説明いたしますと『せっかく拉致ってきたってのに拘束しないんじゃ、いつ海に逃げられるかわかったもんじゃねえ』ということです」
途中なぜか、やたらドスの聞いた声でしゃべるアールセキン。
「くっ、子の手枷さえはずせれば……」
「ボートの上で剣などを振りまわすと転覆する恐れがあります。乗客の皆様はくれぐれもご注意ください」
今度はなぜかアナウンス口調。
「で、わしをどこに連れていこうと?」
「いや、面白い物が見れますよ」
見れば、舟の目指す先には小島が見える。
だが、その島は全ての海岸が切り立った崖になっており、とても救命ボートで上陸できるとは思えない。
その様はまるで、島自体が一つの城のようだ。
「あの崖どうする気じゃ?」
不審に思ったサナリが問いかけた。
が、アールセキンは答えない。
船が島のすぐそばまで近づいたとき、サナリはある場所に気づいた。
そこは一見、他となんの違いもない崖の一部なのだが近づいてみると本来の崖の手前にほぼ同じ土質の大きな岩が突き出している。
二人が乗った船はその大きな岩を迂回して裏側に回りこんだ。
「この島、唯一の出入り口です」
アールセキンが指し示すそこには、たしかに崖をくりぬいて作られた大きな洞穴がぽっかりと口をあけていた。
「さあ、この道を進めばレアな物が拝めますよ」
サナリを半ば無理やり引きずりあげると、アールセキンはびしっと洞穴の奥を指差した。
「パス」
即答。
「と言うわけにも行かないのですよ。何しろ既に来客を歓迎してアンデッドの皆様がうじゃうじゃといらしてますから」
洞窟の暗闇から、何か硬いものががしゃがしゃとぶつかり合う音がゆっくり近づいてくる。
「さあ、戦闘時は手枷ありがよろしいですか?なしがよろしいですか?」
「とっととはずさんか、この痴れ者があ!!!」
にこやかな笑みで問いかけるアールセキンはサナリは思いっきり怒鳴りつけた。
アールセキンが手枷をはずした頃には、すでに外の光が入るあたりまでスケルトンや、ゾンビ、アンデッドナイトなどがぞろぞろ姿をあらわしていた。
「わざわざ拘束をはずしてさしあげたのですから、足手まといにはなられませぬよう」
「ふん、貴様こそ無様にやられんようにな」
言うとともに、二人は敵の群れに突っ込んだ。
戦闘の始まりである。
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止める人がいないのでアールセキンのアールセキンっぷりは凄まじいところまで来てしまいました。
もう、なんなんでしょうね、この人は?
クアトロアンカー 投稿者:ラスファー(砂時計) 投稿日:2000/10/18(Wed) 00:28
クアトロアンカーについた一行は、なにもする事がなかったのでとりあえず近くの酒場へ行く事にした。
「ん?ラスファー何怖がってるんだよ?」
「・・・え・・・?べ、別に怖がってなんかいませんよ・・・」
「十分声が震えてるぞ(^^;」
どうやらラスファーは酒場にいる男達が怖いようだ。確かにその男達は筋肉がついていて力馬鹿な奴もいれば不気味な雰囲気をもつ男もいる。
「ぼ、僕はちょっと外へ散歩に行ってきます・・・(^^;」
「ああ、早く戻って来いよ」
ラスファーは足を少々震わせて酒場を出て行った。
「ふぅ・・・ああ言う人たちは僕は苦手だな・・・(^^;」
安心したのか足取りが軽いラスファー。その足がゆっくりと止まった。
「うわ〜・・・すごい大きな船ですね・・・」
大きな船がクアトロアンカーに到着する所をちょうど通りかかったのだ。
「やっぱり人が多いですね・・・」
船からかなり大勢の人数がおりてきた。ラスファーはその大勢の人に飲み込まれてしまった。
「あ・・・ちょ、ちょっと・・・すいません・・・!」
ラスファーは前にも後ろにも進めなかった。
「邪魔だ!どけっ!」
「うわっ!」
ラスファーは体型のでかい男に押されて人の少ない所にほおり出された。いいのか悪いのか・・・(^^;?
「うう・・・だからああ言う人は苦手・・・」
「大丈夫かい?」
ラスファーが顔をあげるとそこには戦士の姿をした男とクマのぬいぐるみを持っている女性がいた。
「え、あ、はい。大丈夫です」
ラスファーはアルカノストとセレネに出会ったのだ。
――――――――――――――――――――――――――――
こう言う書き込みはいつもダメだし出されそうでヒヤヒヤして書いてます(^^;
帝国の逆襲 投稿者:ロッキー(トム) 投稿日:2000/10/18(Wed) 13:06
あれから、南極01とのスパーリングを200回ほどこなし,「人食い蔦」「吸血蟻」「巨大蛭」「クロウラー」「クロムビートル」「ゴールドビートル」「アシッドフライ」等々...密林地帯独特のクリーチャーを撃破しながら進んでいた。
布施シンが、過剰気味な戦闘にうんざりしつつも、請求主の一人である中島に会う為、あわよくば、戦争屋として一儲けしようと、顧客兼ガードマンとしてロッキーと共に一路、龍尾アジトに向かっていたのだ。
布施シンがアジトの大まかな位置の地図を持っていたのと,ロッキーがステテコパワーでぶち抜いてきた跡が樹海の近道となっていた事で,本来かかるはずの所要時間に比べてかなり短縮されている。
遠くに見えたアジトと思しき建物は、煙に煤け,所々穴が空いていた。
そして静まり返っていた。
闘いの跡も生々しく、瓦礫一歩手前と化しているのを見て布施シンが舌打ちする。
「あー,グズグズしていたから終わっちまったかにィ〜
どんなもんか、ちょっくら中に入ってみるかにぃ〜」
ロッキーも後に続く。
片っ端からガサ入れまくったが、もはや敵,仲間、ともに裳抜けの空だった。
「何か武器でも落っこちていてもいい筈なのに,おかしいにぃ〜」
当然だった。
レアアイテムの類はアピアが片っ端から頂戴していき,金目のものなどはガルが,残ったものは証拠物件としてカロンに押収されていた。
「誰も居ないにィ」
「ひとぱず町に戻ってみるのれぇす」
撤収しかけたその時,
「CA(クリミナルアセスメント):BB+ カテゴリー:ファッカー 01発見。至急応援要請。同伴者は共犯者の可能性有り。画像データ送信。」
無機質な電子合成音声が背後から聞こえてきた。
銀色の秩序「カロン」。
甲高い警告サイレンがなる。
次々とホバーが集まってくる。
ムサシ達の「龍尾」アジト襲撃に乗じ、一斉摘発を断行したアクシス・ムンディ,その事後処理で残っていたカロンに見つかってしまったのだ。
ロッキーは襲撃時に、組織のハッカーを幾等か戦闘不能に追い込んでいる。そのままデリートしてしまった者もいるだろう。だが、それは問題ではなかった。
拙いのは,人目ぼれして拉致っていったクリスがハッカーであることと,その際にカロン数体を破壊してしまった事だ。
この事は,ハッカーの逃走幇助、カロンの追跡に対する妨害行為としての嫌疑をかけられるに十分だった。
即デリートは辛うじて無いにせよ,裁判所送りは確実だ。
「あんたファッカーだったにかぁーー!?しかもBB+!!!ぎびぇーー!!!大出血サービスで、お代はいらんにぃぃぃぃ!!!」
布施シンは、体格に似合わぬ光の速さで、アジトを抜け出て,森の中へ消えてしまった。
ロッキーは360度、カロンを包囲された。
その時、耳元でケビソの声がした。
「フォースダ,フォースノチカラヲシンジルノダ」
事態は予期せぬ方向へ 投稿者:ヘル(JOHAN) 投稿日:2000/10/20(Fri) 22:23
「おや、これは、良い趣味をしているな。」
3人の前に現れた軍服(というには少々派手に見えなくも無いが・・・)の男は、脇の紙袋からはみ出したウサギの耳に目をやっている。
「なんだ、貴様。」
下を向いて酒ばかり次々口に運んでいたヘルが立ち上がり、意外にしっかりした足取りで男の前に立つ。
「ほほう、なかなか見所がありそうだ。」
「・・・バカにしているように聞こえるが?」
ヘルは身構え、クルクルっと格好をつけて杖を振った。周りの酔っ払い達はもはや、その輝く解凍ソフトを見ても何とも言わないどころか、かえって喧嘩だとはやしたてる始末だ。
「おうおう、やってしまえヘルー。」
「無論。」
ヘルは杖で魔法を撃つどころか、ビュンビュン振り回して男に突撃していく。
「フン!」
賢者とは思えない棒捌きを見せたヘルだったが、男は難なくそれを受け流し、逆にヘルを投げ飛ばしていた。
「ちい・・・やるな。」
受身をとって軽々立ち上がったヘルは、もう一度男を睨む。
「いやいや、こちらこそ感心したよ。君はそう・・・黒だな。」
「・・・黒?」
「さしずめそちらのご老人は黄色、エルフはピンクといったところかな。」
「黄色じゃと?」
「ピンクぅ?」
三人はわけもわからず顔を見合わせる。だがそのうちに、ヘルは気がついたように男に向き直った。
「貴様・・・まさかそれは・・・。」
「気がついたようだな。」
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この軍服男は登場人物扱いと言う事で。実はあんまし重要な人じゃありませんからよろしく。くっくっく。
ぷりーずこーるみー? 投稿者:マイナリス=グリム(みゅーく) 投稿日:2000/10/21(Sat) 04:04
クキ、マイナの二人は、隣の海底都市へと繋がる道――海底通路の近くにある、
エーギルのスレアの家へと案内されていた。
「じゃあ、ちょっと待ってて下さいね。お菓子でも持って来ますから。」
「おっかし♪おっかし♪」
「はいはい。今、クッキーと一緒に紅茶でも入れますからね。
――それとも、ミルクの方がいい?」
「あう、ミルクがいい〜♪」
「僕も、そっちの方が。」
まるで母親のように苦笑しながら、スレアは二人にクッキーとミルクを差し出す。
それとは別に、自分には紅茶を入れ、スレアは席についた。
「ねぇねぇ、あおのおねぃちゃん――」
「アオノ?」
首を傾げる二人に、マイナはスレアの蒼髪を指差した。
「……ああ、蒼い髪の事?」
「あう♪」
「そう言えば、お姉さんのお名前、聞いてなかったや。」
「あう、教えて♪」
「あ、私の名前?」
「うん。」
「えっとー……ごめんなさい、解らないの。」
「わからない?」
クキが、不思議そうに聞き返す。
「うん、記憶喪失なの。ごめんね?」
言ってる内容の割に、明るく答える。
言葉に全く影が無い。
「お名前、無いの?」
「うーんと、うん、今はそうかな。」
「でも、それじゃ不便だね……」
クキがそう呟いて、考え込む。
「は〜い♪じゃあ、お名前つけてあげる♪」
「そだね。」
「あら、ありがと。」
二人の発案に、スレアは面白そうに成り行きを見守っている。
その様子は、本当は全てわかっているのではないかと思えるほどだ。
「じゃあ〜……『くっきぃー』」
「……マイナくん、それもしかして、クッキーくれたから?」
「うんっ♪」
「そういうのはどうかと……」
無邪気な顔に強く責める事も出来ず、やんわりと否定するクキ。
「じゃあ、『ちょこれぃと』♪」
「……………う、うーん。」
さすがに二度は突っ込めない。
「……『みるく』?」
「……ちょっと、食べ物から離れましょうか。ね?」
スレアは他人事の様にくすくすと笑っている。
二人のやりとりがよほど可笑しかったのか、それでもかなりこらえて笑っている様だ。
「えっと、例えば――」
クキはスレアの蒼い髪に目を留めた。
「――『葵(あおい)』とか。」
「あら、可愛い名前ですね。」
まるで他人事だ。
「青い?」
「ア・オ・イ。
――えっとね、『あ』じゃなくて『お』にイントネーションを置くの。」
「???
――青いおねぃちゃん?」
「そう、『葵』お姉さん。わかった?」
「あう、わかった〜♪」
「なんだか、まだちょっと噛み合って無いような気がするけど……」
頭に疑問符を並べるマイナに、必死に説明しようとしているクキ。
最後まで噛み合う事の無かった会話に、見ていたスレアは苦笑しながら二人の頭を撫でた。
「良いじゃないですか。どっちでも。
二人とも、可愛いお名前、ありがとうね?」
スレアの目には、涙が浮かんでいた。
だがそれは決して感激の為では無く、単に笑い過ぎたせいだろう。
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次の行動は、近くの海底通路から、隣の都市に向かう途中で枝分かれしている先――
どこかダンジョンにでも行こうかと思っています。
勧誘じゃぁ〜!! 投稿者:クリス&黄鷲全 投稿日:2000/10/21(Sat) 17:24
「おめでとう、君達は選ばれた戦士達だ!」
「はあ?話が見えないんだけど・・・」
謎の軍服男は、ちょび髭をひっぱりながら、大仰にうなずいた。
「そうだろう、そうだろう!だが気にする事はない。準備はすでに整っている!」
「ほほう、これか?ナウいのぉ(前世紀)」
黄は軍服男の背後にあった袋を物色し、やたら飾りの多い銃
(?)をいじくり回している。
「くっくっく、これはこうやって着るのだな?」
公衆の面前であるにもかかわらず、いきなり服を脱ぎ出すヘル。
それを見てなにやら盛り上がる酒場の男達。
「そうだ!君達はたった今、正義のヒーロー、サイレンジャーになったのだーーー!!!!」
バックに日章旗を背負って男が叫ぶ。
「くっくっく、さしずめ俺はサイブラックといったところか。」
すでにやる気になっているヘル。
「おうおう、すっかり酔っとるのう、ヘル。」
言いながらも黄は黄色い衣装に身を包み、ふんどしをはためかせている。
「あんたこそ完全に酔っ払ってるじゃないの!」
こめかみを引きつらせながら叫ぶクリスを見て、軍服男は眉を歪めながら、腕をゆっくりと回した。
それはさながら南○水鳥拳のごとき、優雅な動きだった。
「むむむ・・・どうやらピンクさんはお気に召さないようですねぇ・・・しょうがない!我が奥義!ロード・お気に入りの服装にする也!・ラン」
男が魔法を詠唱すると、怪しげに動いていた手が光を放ち、クリスに直撃した。
「きゃぁぁぁぁ!・・・って、あれ?・・・なーんか、良い格好じゃなーい☆」
光が収まると、そこにはピンクの衣装でポーズを決めるクリスが立っていた。
「くっくっく・・・これで3人そろったな」
「じゃのぉ・・・じゃが、レンジャーモノは最低5人以上いなければいけないしのぉ・・・」
「はっはっは!それは心配ご無用です!私が司令官の義務を果たしまして、候補者はすでに挙がっています!」
「くっくっく。それじゃあ拉致・・・ゲホゲホ、勧誘に行くとするか。くっくっくっくっく。」
4人に増えた変態ずは、盛り上がる酒場を後にした。
_____________________________
ってことで、だーれか、一緒に正義の味方をしましょう!(笑)
次は・・・・ラスファーさん!あなたです!(^^)くっくっく(笑)
黄昏のバカ♪ 投稿者:ムサシ 投稿日:2000/10/21(Sat) 22:27
クワトロアンカーに向かう道中、ついてからホテルに行くまでの
道中、ついてから今までもずっと、ムサシは黙ったままである。
途中心配になったシリンが何度か話し掛けるが、ぼーっとしてい
るムサシの耳には届いていないらしく、返事は返ってこない。
仕方なくみんな放っておく事にしたのだが・
次にみんながムサシの事を気にした時、彼はホテルにはいなかった。
「ここのどこかに……」
当ても無く、歩いているムサシ。
『目の前でデリートした人が生きている……ありえない……だ
けど、だったら何故俺はここにいる?彼女を探しているんだ?ス
テフに告白したばかりだと言うのに……』
心で自問自答しながらも、行き交う人々から目を離さない。
そんなこんなで歩いているうちに、市場にでた。
「ここだったら人も多いから……」
そう呟くと、彼は市場を見下ろせる建物を探し中に入っていった。
とりあえずリーダーとして…… 投稿者:シリン=ダー(みねの) 投稿日:2000/10/24(Tue) 22:48
「ったく、ムサシの奴、ラスファーがはぐれて大変だってのに、一体何処行きやがったんだ!」
……ステフは憮然としている。ムサシが勝手にホテルを出て単独行動しているからだ。ステフは、彼のその行動の裏に隠されたものを知らない。だから、素直に怒っていられる。
「でも、流石にこのままだとまずいわよね」
「そうでありますな。また万が一ゼフィロスでのようなことが起こったらと思うと、自分は心配であります」
「あのあの、みなさん、とにかくお二人を捜しに行きましょうよぉ。二人を捜すんですから、二手に分かれて……」
「――お嬢ちゃんがまともなことを言っているぞ」
クトファーが言うと、ジンクは思わず困った顔で彼の主人を見た。
取り敢えずシリンが言うことは正しいので、シリン・ステフ・クトファーはムサシを、セピア・ルフィー・中島はラスファーを捜すために、二手に分かれてホテルを出た。
生きた躯共・・・そして。 投稿者:サナリ 投稿日:2000/10/25(Wed) 00:14
ドサ!
砂浜に勢いよく腕が転がる。
「あぁぁぁ・・・はぁぁぁ・・・・」
腐った肉が呻きを上げる・・・。
儂の前に立ちふさがっているのは死していながらこの世を彷徨うアンデット共だった。
「切っても切っても・・・きりがないのぉ・・・。」
クビに付いている首輪がどうしようもなく気になるがそんなことを言っている場合ではない。
「ふぅ・・・。」
距離を置いて休んでいる内にゾンビ共の数がどんどん増える。
「もう体は朽ちているのに・・哀れじゃのぉ・・・・・。」
腕や足を切り落としたぐらいで奴らがひるむことはない。
二つにわけても、三枚に下ろしても奴らの歩みが止まることはない。
「儂にお主等を浄化してやることはできぬが・・・」
・・・チン。
刀剣を鞘に戻す儂。
「手荒いが・・・許せ。お主等もつらかろう・・・。」
「エキスパンド・ジールオブファイア・ラン・・」
「封神零式一刀流・紅!」
チリィィィン・・
耳に付けられた鈴が音を立てその瞬間サナリがその場から姿を消す。
ザザザザザザ・・・・・!!
離れていたゾンビの群との距離が一瞬で縮まる。
ズザッ!
勢いよく足を止め、ゾンビがすぐ眼の前に迫る。
ギャリリリ・・・ン
音を立てて勢いよく刀剣を抜き出すサナリ。
詠唱を終えて鞘から引き抜かれた刀剣に唱えた魔法の力が宿る!
「散れ!」
群に向かって真一文字に刃を一閃!
すると刀剣の刃から無数の衝撃波が発生する。
凄まじい数の衝撃波、そのどれもが余すことなくゾンビの群に襲いかかっていく。
衝撃波が目標に激突すると激しく燃え上がりゾンビの群はその一閃で二度と動くことはなくなった。
「・・・・・・許せ。」
剣を鞘に戻し、ソレを見据えてサナリは言った。
「ほぉ・・見事ですね・・、あれだけの数のゾンビを・・。」
儂を駆り出した男がゆらゆら現れる。
「・・・・お主・・一体ここに何の用があるのじゃ?」
「先程も言ったとおりレア、なものですよ・・・お嬢さん。」
男は薄く笑いながら儂が見ていたソレを指さした。
「・・・お主・・・冗談にも程があるぞ・・。」
笑っている男を睨みつける儂。
「そんな顔をしないでください・・冗談なんですから。」
儂のこの顔を見たかったと言わんばかりの男。
「笑えんな・・・儂は冗談は好かぬ。」
「まぁまぁ・・^^そうおっしゃらずに・・私が見せたいレアなものというのはあの山を越えた場所にある湖にあるんですよ。」
「・・・・それはそうと・・・。」
「ん?なんでしょうか?何か気になることでも?」
先に進んでいた男が振り返る。
「いや・・気にするな・・。」
「・・ふふ・・おかしなお嬢さんですね・・まぁまずはその湖まで向かうとしましょう・・・。」
男が再び歩き出しす。
「(・・・この様な大量のゾンビが何故・・?悪い予感がするな・・・。)」
口に出さなかった言葉の続きを1人頭の中で何度も反芻する儂。そして遅れて男の後につくのだった・・・。
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アンデットが大勢いるのはそのレアなもののせいってことにはできませんでしょうかね?善処してみてくれませんかな^^
後、サナリが使う剣法の名前募集します、コレよりましなの考えてくださいな^^;
目的微妙に追加。 投稿者:中島上等兵(グルタミン) 投稿日:2000/10/25(Wed) 16:39
38式歩兵銃を構えた中島上等兵と、弓を片手にしたルフィーが
両脇を固めるような陣形で、3人は黙々とラスファーを捜索に
出た。
全員、この事態に行方不明者が続出した状況へのいらだちを隠
せず、黙々を、粛々と歩を進める。
その沈黙を破ったのは中島上等兵のボソリとした呟きだった。
「しかし…なんであるな、ロッキーも金のステテコを装着して
暴走して以降、行方は杳として知れぬのであるがな…」
その呟きにセピアが応じた。
「そうね。あのひと、元気にしているのかしら?」
ルフィーが後を続ける。
「ロッキーさんも見つかるといいわね、中島上等兵殿」
こうして、あくまでも主目的はラスファーの捜索ではあるもの
の、微妙にロッキーも3人の意識の中に入る事となった。
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神永さん、よろしくお願いします。
ラスファーはいずこに。 投稿者:ルフィー(神永 緒忍) 投稿日:2000/10/25(Wed) 19:59
「とりあえず、どこから探しますかな?」
中島が言う。
「ラスファーさんは『散歩に行く』って言ってましたよね。散歩で行きそうな場所を探せばいいのでは
ないでしょうか?」
「でも、どこかに連れ去られてしまった可能性だって考えなければいけないのよ、ルフィー」
「セピア殿、最初から誘拐と決め付けるのも如何であろうか? ルフィー殿のいうとおり、
散歩の最中にはじめての町だから迷子になってしまったという可能性だってあるのですぞ」
「そうね。そいうえば、確かルフィーは前にもクワトロアンカーに来たことがあるのよね?」
「はい。多分、ここから右の方に行った商店の集まった場所か、まっすぐ行った港の方に行ったか
そのどちらかだと思いますよ。」
「うーん。中島さんはどちらだと思います?」
「おそらく、港の方ではなかろうか。この時間だと、酒場以外には、あまり店はあいてないと思うのだが。」
「それでは、とりあえず港の方を探してみましょうか。」
そして、3人は港の方へと向かっていった。
正義の味方!推参!(笑) 投稿者:黄鷲全&クリス 投稿日:2000/10/26(Thu) 00:02
今日も今日とて、にぎやかなクワトロアンカー。
冒険者やNPCたちで盛り上がる雑踏を、いつもの服装をした四人−クリス、黄、ヘル、謎の指令−は、事件を探して歩いていた。
−が、しかーし。
いくらにぎやかなクワトロアンカーといえども、そうそう事件が転がっているわけではない。
四人は文字通り、ぶらぶらと歩き回っていた。
−やがて、街を歩き回って数時間−
「だー!事件なんて、なーんにもないじゃないよぉ!これじゃぁ、何時まで経っても有名になれないし、フェイちゃんも見つからなーい!!」
クリスが、周りのぎょっとした視線をものともせずに、叫びだした。
「くっくっく!そうそう簡単に事件など転がってはいなぞ」
ヘルが訳知り顔でほくそ笑む。まーどうせ意味などないだろうが。
「まったくそーじゃのぉ・・・わしゃ、そろそろ疲れたぞい」
「そうですねぇ。そもそも司令官たる私は、肉体労働はやらないものなのですが・・・がんばってるのになー」
黄と、まだ名前すら聞いていない自称司令官が、幾分疲れを顔に浮かべていた。
「わたしぃ、もー帰るぅ!」
クリスが頬を膨らませながら、だだをこね始めたとき−
「きゃぁぁぁぁぁ!」
うら若き美女の声が、当社比20%増しで通りに響いた−ような気がした。
「くっくっく!初の出動だな!くっくっく!」
「ああ、それは私の台詞なのにぃ!」
ヘルが無駄にえばりつつ、なおかつそこら辺に置いてあったミカン箱に足を乗せながら、明後日の方向を指さした。
その足下で、泣き崩れる司令官を呆れて見つつ、クリスがまだぶーたれる。
「えー、ほっとこーよぉ。わたしぃ、もー疲れたー」
「ほっほっほ・・・ワシの勘が言ってるが、あれは確実に美女だぞい」
ほおひげを撫でながら、まったく根拠のない台詞を吐く黄に、クリスの目が輝いた!
「ほんとー!いこーいこー!やっほー☆美人、び、じ、んー☆」
「くっくっく!出動だ!」
「ああ、私の台詞なのにぃぃぃ」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ってことで、サイレンジャー出動!(笑)
ドラゴンスレイヤー 投稿者:アールセキン(宗一郎〉 投稿日:2000/10/27(Fri) 02:22
「さてと、この先を抜ければついに島の中央ですよ」
言いながら、アールセキンが目の前のスケルトンを薙ぎ払う。
「まったく、調子のよい奴じゃのう」
こちらは台詞とともに剣を振る。すると、焚き付けられたかのように、何もない空間から紅蓮の炎が生み出され、ゾンビどもを焼き払っていく。
「プログラムの残骸とは言え……まあ、情けは禁物か」
ぶすぶすと燻りながら、消えていく屍たちを見て、サナリはふうとため息をついた。
そのわきでは、アールセキンが相変わらずの勢いで敵を叩きのめしている。
(奇妙で、怪しげな事このうえないが、腕だけは確かなようじゃの)
サナリは呆れながらも、妙に感心していた。自分は片手間で敵達を切り捨てつつ、アールセキンの動きを目で追う。
既による打撃のみで、再生不可能状態にまで追いこむ彼の攻撃は残忍だが、同時に見事でもあった。
「さてと、お嬢さん」
するり、とアールセキンがいきなり背後から現れた。
今の今まで、その動きを目で追っていただけにサナリはその驚きを隠し切れない。
「な・なんじゃ?」
「ご覧ください。この先の道が少し広がっておりまして、何か大型獣の気配がするのです。心して向かわれた方がよろしいかと」
「馬鹿を言うでない。わしが気を抜いているとでも言いたいのか?」
「そうではございませんが、やはり覚悟は必要かと」
アールセキンの言葉も聞かずに、サナリは一気に走りだす。
洞窟内の敵どもも二人の活躍でかなり減っている。全力で駆け抜ければ、まず止められることはない。
脇から、襲いかかるグールを一太刀のもとに切り捨て、大広間の中へと駆け込む。
入った瞬間、腐臭が鼻についた。
(なんじゃ、この卵が腐ったような匂いは?)
と、疑問に思いあたりを見まわしたところで、ぴったりと目が合った。
その眼はゆうに自分と同じほどの大きさを持ち、だが、すっかり生気を失っている。
未来を失った屍の眼。そう形容するのがぴったりなそれは、ギロリとサナリを睨みつけると、大きく動いた。
竜骸(ドラゴンゾンビ)。
接近戦闘においては、数あるアンデッドの中でも、ほぼ最強の戦力を誇る竜の屍。
それが、今サナリに牙を抜けた。だが、彼女はひるまない。それどころか、意思のこもった力強い視線で竜骸を睨みかえした。
「相手によって不足はない。尋常に勝負じゃ!!!」
サナリの叫びが戦闘開始の合図となった。
竜骸はその巨大な口から漆黒の波動を放つ。
サナリはそれを避けると、すばやく脇に回りこむ。そして、側面から竜骸の首へと跳びかかった。
サナリの動きに反応し切れず、まだそっぽを抜いたままのその首に勢いよく刃を振り下ろす。
ギィンと言う鈍い音とともに刃が弾かれた。鋼より硬いと唄われた竜の鱗は死してなお、斬撃を通そうとはしない。
「竜の鱗は硬いですから、狙うなら口か眼ですよ」
やっと、追いついたアールセキンが呑気にアドヴァイスを送る。
と、竜骸がその声に反応してその首をアールセキンへとむけ、軽く縮こまるようなしぐさを見せる。
それは、さきほど放った『深淵の吐息(アビス・ブレス)』の前動作だ。
「ブレスが来るぞ、おぬし何をやっておる」
だが、アールセキンは一向に避ける気配を見せない。そこに、漆黒の波動が放たれた。それは大気を裂き、地をえぐり滅びを撒き散らして広がる。
「くっ……」
いくら、妖しげな者とはいえ、目の前で消えられるのは忍びない。竜骸を一撃で仕留め切れなかった己の未熟さを恥じて、サナリは唇を噛んだ。
「悔やんでも仕方あるまい。お主の仇を取った後、墓の一つも作ってやろう」
そう呟いて、再び竜に向かって構えを取ったそのとき、大広間に咆哮がこだました。
「な!?」
見れば、竜骸がのたうちまわって苦しんでいる。自らの剣では傷一つ与えられなかったあの竜骸がだ。
(あの男、なにをしたのじゃ?)
慌てて、竜骸の体を観察する。と、その瞳に何かが突き刺さっていた。何やら、よくわからない人型のそれはこちらに気づくと突き刺さっている手とは反対の手を大きく振った。
どうやら、アールセキンは先ほどのブレスとのすれ違いざまに一撃を叩きこんだらしい。
「やはり、眼球が弱点のようです。反対側はお願いしますね」
サナリは返事をする変わりに勢いよく地を蹴った。
そして、先ほどと同じように飛び上がり、竜骸の眼球を一閃。
「仕留めましたね」
「わしではない。アレを仕留めたのはお主の方じゃ」
それがサナリの率直な感想だった。
注意を引き、攻撃を紙一重でかわして、急所をつく。自分のした事と言えば、動けなくなった奴の止めを刺したことぐらいだ。
「いえ、十分あなたはよくやってくださいました。とりあえず、試練はクリアですね。あなたはたった今、あの方にお会いする資格を得ました」
「あの方?」
唐突に出ていたその単語を聞き返すと、アールセキンはかすかに微笑し、かたわらの壁面に手を当てた。
ギ・ギギィ
さびた蝶番の音とともに扉、いややはり壁が丸ごと押されていく。
「どうぞ、こちらへ」
開かれたそこにはアールセキンの言う通り巨大な湖が広がっていた。
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えっと、やたら長いので二回に分けて見ました。えっと……こういうのはありですよね?>みねのさん