ルフィー戻る 投稿者:ルフィー(神永 緒忍) 投稿日:2000/09/06(Wed) 15:05

コンコン。
扉をたたく音がする。
「誰ですか?」
部屋の中から声がする。きっとセピアだろう。
「私ー。入るよ。」
そういうとルフィーはみなのいる部屋に戻った。
「どこにいかれていたのだ? ルフィー殿。 大事な話をしていたのだぞ。」
「中島さん。すいません。武器を買いに行っていたんです。これからの戦いのために・・・・。」
「それならば仕方あるまい。 確か、ルフィー殿の武器は弓矢であったよな?」
「そうです。弓は今までのものなんですが、少し矢を買ってきました。追加効果のあるものを。」
「なるほど。毒矢か、それは心強いな。しかし、接近戦になってしまうと、もう弓矢ではダメであるな。」
「それについても、考えてマジックマーブルも買って来ました。使うのははじめてなんですけど、これなら少し魔法も使えますよ。」
「なるほど。」

「ルフィー。今のところはこういうわけなの・・・・」
そういうと、セピアがルフィーに彼女がいなかった間のこの部屋での話し合いの内容を伝えた。
「わかったわ。姉さん。絶対に助けましょうね!」

===================================

 ただ、買い物に行ってただけなんですよ>ルフィー
 予想以上に時間がたってしまって・・・・。
 
 >みねのさん
 先頭スペースの件ですが、これならOKですか?

クリスの好みとは? 投稿者:クリス・コファー 投稿日:2000/09/06(Wed) 17:22

「お待ち下さい!あの不審人物を捕まえて来る事ぐらい、あの人一人で充分でしょう。あなたたちにはここに残っていただきます」
なにやら急に慌てた(ように見える)張飛の様子に、クリスは眉根を寄せて考えた。
(おかしいわねぇ。にこやかに歓迎してるわりには、用心深いじゃない・・・。敵を諸手を挙げて歓迎するなんて、なーんてお馬鹿さん・・・とか思ってたけど、もしかして、これって罠ぁ〜?)
もしかしなくても、罠だ。クリス。
敵を集めて、一網打尽。常に後手に回らなければならない守り手が、攻め手に変わる。
なにしろ、部屋に集めてガス責めなり、魔法をぶち込むなりすれば、いつでも殺せる。
それでなくとも、本当に利用価値があるなら、尚よい。
深〜い試行錯誤の結果ではなく、半ば本能的にそこまで感じ取ったクリスは、とりあえず相手の出方を知ることにした。
探る、ではないところがクリスである。
「ちょっとお兄さん?」
「なんでしょうか、綺麗なお嬢さん」
クリスは、去っていくアレイクの方を見ていた張飛に背後から近づくと、喉元にナイフを突きつけた。こちとら忍び足が得意な盗賊である。現在は・・・
「これはどういうことですか?綺麗なお嬢さん」
張飛は身じろぎ一つせずに、訪ねた。
「んー・・・なんとなく・・・かなー。しいていうなら、わたしって面食いなのよね。だから、趣味に合わない顔の人は信用しないことにしてるのよ」
あまりといえば、あんまりな理由をほざくクリス。
(この人・・・世の中舐めてるわ・・・)
リンは、突然のクリスの行動にあっけにとられた。
(ただの日和見キャラクターだと思ってたのに・・・・)
そのとおりだ、リン(笑)
クリスは張飛の一挙一動に気を配りながら、
「・・・だから、あんたのボスの顔を教えてよ。わたしの趣味に合うなら、協力するかもよ」
と、のたまった。相手の出方を知ろうとしたが、途中で男あさりに方針が変わったようだ。
「・・・・・」
リンは無言でこめかみをもんだ。
ほらね、クリスってこーゆーヤツだ。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ってことで、後はよろしくー(^^;

シリンやっぱりやってもぉた!!(笑) 投稿者:シリン=ダー(みねの) 投稿日:2000/09/08(Fri) 18:53

――ところが、全てに於いて「お約束」なシリンは、別ルートを使ったはずなのに彼女が通風口から落ちた地点にたどり着いてしまった。
「ありゅ?戻ってきちゃったぁ。どうしてでしょぉねぇ。ラスファーさんも見つからなかったし……」
 取り敢えず、シリンは注意深くパンドラのある部屋を上からのぞき込んだ。既にフェイはここから出ていったらしく、誰もいない。
「あ、そうだ♪」
 シリンは通風口から飛び降りると、部屋と外界を繋ぐ窓や扉を全部閉め切り、しっかりと鍵をかけた。あまつさえ、扉にはどこから見つけてきたのかつっかい棒までするという念の入れようである。
「よーし、これで鬼さん達は入って来れませんね!」
 それ以前に、最重要機密を扱うこの部屋に、普通の人民服や道士が立ち入れるはずがない。そんなことでもしたら、フェイや飛燕、張飛にどんな制裁を加えられるか判ったものではないからだ。現に、シリンを必死で捜している連中も、この部屋だけは無意識のうちに避けている。また、飛燕や張飛とて、「ここにあの初心者が入るはずはない」と心の何処かで思っている。更に張飛の方はアレイク達という新しい人員スカウトに忙しいし、飛燕はフェイから侵入者に対する迎撃手段を考えよと言う新たな指示を受けていた。
 ここでシリンを発見したフェイだけは例外だが、彼はワタルを捕まえるために出て行ってしまい、前述のようにここにはいない。インスパィアは冒険者を操ることが出来る、違法魔法アプリでも最悪のものだが、いかんせん効力がとても短い。すぐにでもやって来るだろう侵入者への対策の為、彼をしばらく独房に確保しておき、侵入者達を欺くために絶好のタイミングでインスパィアを使用する腹づもりなのである。
 さて、勿論そんなことなど知らないシリンが次に取った行動はと言うと、なんとパンドラ周辺の機械類を勝手にいじりだしたのである。
「さぁって、ムサシさんやステフさんやガルさんのデータを捜そうっと♪」
 フェイから「この中には冒険者の八割のデータが入っている」と聞かされて、シリンはすっかり中身を見る気まんまんになっていたのだった。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------
さて、これでシリンはひとりっきりです。彼女の満足がいくまでゆっくり遊ばせてあげて、助けが来るまで邪魔しないであげてくださいね♪――っつーか、龍尾のデータ壊滅するなこりゃ。

注)今後、冒険者の精神に悪影響を与えるような魔法は、現実世界でのプレイヤーの命に関わると思われるので全面的に禁止します(人工知能プログラムであるクリーチャー、住人は対象外です)。

http://homepage1.nifty.com/matsubay/


月の光は今だ絶えない 投稿者:ラスファー(砂時計) 投稿日:2000/09/08(Fri) 21:04

「・・・」
アレイクは冷たい表情だった。
「ハァ、ハァ・・・」
一方ラスファーの方はまだ息を切らしていた。
――――そして静かに時間は過ぎて行く。ラスファーは息を切らしてアレイクをにらみ、アレイクは無言で考えこんでいた。
と、その時アレイクがすばやくラスファーに向かって走り出し、
ラスファーの腹に拳を入れた。
「うぐっ!!」
痛みに耐え切れずラスファーは倒れ、腹をおさえて苦しんでいた。
「う・・・く・・・」
(・・・このチャンスを逃すわけには行かない・・・)
「ハァ、ハァ・・・」
「・・・あなたは何者ですか・・・?」
アレイクがラスファーに問いかけた。
「・・・シリン・・・さんを・・・た・・・すけて・・・
くだ・・・さ・・・い」
ラスファーはしゃべる事さえも辛かった。
「シリン・・・?まさか・・・」
月の光は今だ絶えない・・・。
―――――――――――――――――――――――――――――
約一週間も見ていないので難しかった・・・(^^;
書き込みをしないとキャラを消去されてしまう・・・(汗)
頑張ったのがこの書き込みです。

月夜を疾走する影―― 投稿者:マイナリス=グリム(みゅーく) 投稿日:2000/09/09(Sat) 01:16

「ね、ねぇ、マイナ様、こちらに乗りませんか?」
「あう?」
「……走ってる最中はさすがに危ないんとちゃうか?」
現在、二つの影が、ゼフィロスから南へと疾走していた。
一つは、呆れ顔で忠告した、銀狼となったガル。(おまけつき)
もう一つは、なぜか悔しげな、アールセキンである。

――作戦会議は、結論として、『シリン捜索隊』と、『陽動及び対龍尾隊』に分けられる事となった。
そして、身軽に行動できると言う事で、ガル、アールセキンの二人が『捜索隊』の先発として、先行したのだ。
(マイナは勝手について来た)
会議中、マイナを宿に残すと言う案も出たのだが、そこをまた襲われては元も子も無いとの意見に、一致を得た。

「まだかいな……」
いらだちが、声に出る。
月が出ている時間にも、リミットはあるのだ。
「方角はあっています。そのうち見えてくるでしょう。
――もう少し、スピードを上げますか?」
「……そうしよか。」
……他のメンバーも、早々に追いつくだろう。
が、何せ、時間が無い。
皆が一緒に行動する事で時間を食って、シリン奪回に支障がでては、それこそ本末転倒だ。
ステフの説明では、すでにフォーマットが始まっている時間だ。
フォーマットが始まれば、シリンのデータが全くの無事と言うのは、可能性がかなり低い。
――だから、焦っているのだ。
「うっっわぁ〜〜〜♪」
ぐんっ、と加速した二人に、背中の子供は楽しそうだ。
状況を理解していないのかもしれない。
それでも、引き返して仲間に預けている時間は無い。

二つの影は、欠けし月の照らし出す中をぐんぐん加速して行く。
周りの景色が流れてゆく――まるで、走馬灯の様に――
そんな中、月だけがその位置を変えずに見えた。

まだ日が昇るには少し早い頃――
常識を超えた速さで龍尾の別荘まで辿り着いた3人は、忍び込めそうな所を探し始めた。

******************************************

あ、あぶな〜(汗)
一ヶ月、書き込んで無かった。
ラスファーさんの書き込みで気がついて良かった……。

あ、ちなみに、満月過ぎてますので、日が昇っても少しの間は月出てます。

アールセキン・オーバードライブ(瞬殺王) 投稿者:アールセキン(宗一郎) 投稿日:2000/09/09(Sat) 02:46

「この辺ですかね」
3人が別荘の近くまで来たところで、ガルの
「あかんわ、そこらじゅうに見張りの気配がしよる」
という一言で、裏側に廻りこむ事にした。
途中何度も見つかりかけはしたが、そのたびにガルの野生的感でなんとか、無事に通りすぎる事ができた。(見張りが)
そして、窓ひとつついていない、別荘の中でももっとも侵入が難しそうな一角についたとき、アールセキンがひとりつぶやいた。
「なんでやねん。窓もないんに、どないせいっちゅうんじゃ」
ガルがしごく真っ当な突込みを入れたが、アールセキンは意に解した様子もない。
「ガル様、もし奇襲を掛けるとするなら、一体いかなる場所が最も効果的だと思われますか?」
それどころか、唐突に振り向いて、意味ありげな質問を投げかけてくる始末だ。
「奇襲?せやなあ、やっぱ、気の緩んどるところやろな」
「その通りです。具体的な例をあげるならば、ちょうどこのように決して入れるとは思えないような壁面など、まさに的材ですね」
「せやかて……」
ガルの反論をアールセキンは片手で制した。そして、右足のつま先で軽く地面を叩く。
「ガル様、マイナ様をよろしくお願いします」
そう言うが、早いかアールセキンは凄まじいスピードで地を蹴って走り出した。
常人には反応しきれぬほどの速度でアールセキンと壁との距離が縮まっていく。そして、壁が目の前まで迫ったその瞬間、アールセキンはすばやく手刀を繰り出した。
不落に思われた壁が一瞬にして崩れ去る。
そして、アールセキンの姿は別荘の中へと消えていった。
「アルのおにいちゃん、行っちゃった〜」
「そやな。ほな、わいらもいこか」
マイナとガルはアールセキンの空けた大穴からゆっくりと入っていった。

一方アールセキンは別荘内を目にも止まらぬ速さで駆け抜けていた。
中を巡回する龍尾の構成員もそのあまりのスピードに気づく間さえない。
「さてと、リンさんはどこにいるんでしょうかねえ?」
そう、アールセキンはどこからか、この別荘内にリンが来ていると言う情報を掴んでいたのだ。
アールセキンは仕方なく速度を落とし、一部屋、一部屋しらみつぶしに探していく事にした。
「誰かいませんか?」
とりあえず、手近なドアに手をかける。
ギイという、蝶番の音とともに視界が開ける。
見れば、中には中国の道士が着るような儀礼用の道服を着こんだ男が立っていた。
「貴様、何物だ?」
「申し訳ありません。お取り込み中でしたか?」
アールセキンはすごすごと引き下がろうとするが、道士はそうはいかない。
「侵入者か、まずはこの私が血祭りにあげてくれるわ」
道服の男は傍らにあった宝剣と太極を掲げると、にやりと笑った。
アールセキンはその態度に不機嫌そうな顔つきをした。
「死にたくなければ、引く事ですね。少なくとも後続の彼らはデリートはしないでしょう」
「ほざけ!!!」
そう叫んで、勢いよくアールセキンに斬りかかる。だが、刃は虚しく空を斬るのみだ。
「その程度ですか?龍尾も質が落ちたものだ」
声は背後からだった。慌てて男が振り向くと、そこにはいつのまにかアールセキンが立っている。
「さあ、片付けてあげましょう」
「ま・待ってくれ」
アールセキンが手刀を構えると、慌ててそんな事を言い出した。
アールセキンは相手のその態度に軽い失望を覚えた。
つまらなそうな表情で男に手刀を向ける。
だが、その瞬間、男が自分とアールセキンの間に先ほどの太極を滑り込ませた。
「書庫解凍(エキスパンダー) フラッシュライト 実行(ラン)!!!」
太極から、閃光が放たれアールセキンが目をそむけた隙にすばやく逃げ出した。
「ふ、貴様も我がログクラッシュを食らうがよいわ」
道士は勝ち誇ったようにそう叫ぶと、手を前に突き出した。
「書庫解凍(エキスパンダー) ログクラッシュ 実行(ラン)!!!」
「書庫解凍(ライブラリーオープン) ブックワーム 実行(リード)」
道士は信じられない光景を目の当たりにしていた。
発動しかけた魔法がアールセキンの生み出した無数の虫によって消滅させられていくのだ。
今までに、発動した魔法を打ち消された事は幾度かあった。この間の侍とやったときもそうだ。だが、発動途中のものを消されたのは初めてだった。
驚きで目を見開き、硬直する。
「なっ……」
「なにも、違法プログラムはあなた方だけの特権ではありませんよ。いかがですか、私のブックワームは?」
「貴様……まさか、あの瞬殺王か」
アールセキンはこれ以上ないと言うほどの恐怖を感じさせるにこやかな笑みを浮かべた。
そこには、あきらかな肯定の意思がある。
「く・来るな!!!」
「そうですか……では、近づかずに始末しましょう。
書庫解凍(ライブラリーオープン) 炎百足(ファイアースネーク) 実行(リード)」
アールセキンの腕から炎に包まれた無数の巨大な百足が男に襲い掛かる。
男はあっという間に百足に全身を包み込まれ倒れた。
「さてと、正規の魔法ではとどめはさせないんですよね」
アールセキンはそんな事をつぶやきながら、未だに炎でのた打ち回る道士のそばに歩みより、そして首を撥ねた。
手を軽く振って血を飛ばすと、
「はあ、早くリンさんを見つけないといけないのになあ」
などとぼやきながら、立ち去った。
*********************************************************
はい、某パクリタイトルシリーズ第4段。作品さえ知ってればいい加減バレタはず。
実はこれ書きなおしverです。(一回消した)

別荘拝見 投稿者:ガル(風屋) 投稿日:2000/09/10(Sun) 01:57

「さてと何処から探すかな?」
この別荘、外から見ただけだがかなり広い。恐らく地下にも部屋があるはすだ。
「とりあえず元の姿に戻っとくかな」
この姿のままではパワーとスピードはあるが、いかんせんサイズが大きく細かい作業など出来るわけも無い。
「えぇ〜、もうもどっちゃうのぉ〜」
マイナはもうしばらく、この毛がふさふさの背中にまたがっていたいらしい。
「このまんまやとドアもまともに開けられへんやろ」
ガルは、マイナの抗議も気にせず元の人間の姿に戻り始める。
背中に乗っかったままのマイナは慌てて立ち上がるガルの首にしがみ付いた。
「く…苦しいマイナ…て…手…」
「足とどかないよぉ〜」
「くぅ…首…」
完全に人の姿に戻ったガルは、顔を赤くさせながら首にぶら下がって足をばたつかせているマイナを必死におんぶしなおした。
「はぁ〜っ、はぁ〜っ…んぁ…し…死ぬか思た」
「お顔真っ赤ぁ〜」
「誰のせいや、誰の」
一息ついたところで、ガルをよじ登って肩車に変更したマイナを乗せたまま通路を進む。
「なんやこんな時間からこれだけの人の気配がするっちゅうのもけったいやな?」
先程から何度人民服の連中を隠れてやり過ごしたことか。
「ばれたのぉ?」
頭の上からマイナがガルを覗き込む。
「さあ?先にアルが行ってしもとるけど、あれがこんな連中に見つかるとも思えんし…」
言ってるそばから別の人民服の連中が通路を駆けてくる。
「おい、そっちはどうだった?」
「こっちにはいなかったぞ!」
「あの小娘、一体何処へいったんだ!」
「外に逃げたりでもしたら俺たちの命が危ないぞ!!」
慌てた様子で人民服達は再び通路を駆けていく。
「小娘ねえ〜…案外シリンのやつ自力で脱出しとったりして」
とりあえず、ガルはこのフロアーから別荘内の探索を開始することにした。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
マイナさんの口調変でしたら連絡ください。修正します。
ガル&マイナの探索開始〜!とらわれた3人のうち誰が最初に発見されるのでしょうか。

毒を以って毒を制す 投稿者:ワタル(かっちん) 投稿日:2000/09/10(Sun) 12:17

フェイの違法魔法「インスパィア」で一時操り人形になったワタルは魔法が解けて正気を取り戻したがスタミナ不足で直ぐに取り押さえられてしまった。
「飛燕様、裏切り者のワタルを取り押さえましたが首をはねてよろしいでしょうか?」
「待て、フェイ様はワタルの使い道に何か考えがあるようだからそれまで地下の独房に閉じこめておけ!」
ワタルは人民服の構成員たちにロープで縛られ地下の独房に押し込められた。
アールセキン、ガル、マイナたちによって龍尾別荘北側の頑丈な壁が破壊され龍尾の誇る六人の道士の一人が殺されているのが発見され飛燕に報告された。
道士には強い順に並べると呂布、馬超、黄忠、陳武、高順、劉徳の精鋭がおり、アールセキンによって殺された劉徳の死体が飛燕に報告された。
「飛燕様、何者かによって北側の壁が崩され劉徳様が殺されました。」
「頑丈な壁を破壊し精鋭の道士の一人を手に掛けるとは相手は相当の腕利きだな。至急、本部に応援部隊を要請するとともに全員に非常警報を発令し警戒せよ」

一方、張飛に言われてラスファーの捕獲に向かったアレイクは気絶したラスファーを担いでリン、クリス、張飛たちの待っている場所に戻ると張飛に先導されて龍尾別荘に入り飛燕や道士たちに張飛から彼らが紹介された。
ラスファーは龍尾の構成員に直ちに引き渡されて二階の解析センターのベッドに縛られ中断したデータ解析作業を続行することになった。
張飛はアレイク、リン、クリスたちに話を切りだした。
「アレイク様の腕前はお見事でした。今、何者かが頑丈な北側の壁を破壊し建物に侵入しました。丁度良い機会なので侵入者を捉えてくだされ。今度はリン様とクリス様の実力のお手並みを拝見しましょう。それからあなた方のお部屋は男女別に用意しました。」
「ちょっとお兄さん、わたしのお部屋はどちらかしら?」
「それはどういうことですか?綺麗なお嬢さん」
唐突なクリスの質問に張飛は?マークを幾つも並べていた。
「私、クリスさんと一緒でもかまわないわよ ! 」
リンは笑いながら応えた。
「クリス、俺の部屋に来ないか?」
アレイクの誘いにクリスは・・・・・・・
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
「毒を以って毒を制す」龍尾の巧みな戦術!?
建物に侵入したアールセキン、ガル、マイナさんたちの取り押さえにアレイク、リン、クリスさんたちを使うとは
さすがフェイに見込まれただけのことはある頭脳明晰な張飛!?
リンさんとクリスさんがテストされてます!
リンとアールセキンの師弟対決がみられるのでしょうか!?

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笑顔 投稿者:ラスファー(砂時計) 投稿日:2000/09/10(Sun) 22:39

「う・・・ん・・・」
コンピューター室のベッドに縛られているラスファーは意外と早く意識を取り戻した。
(・・・誰か・・・いるのかな・・・?)
まだうっすらとしか意識は戻ってはいない。
(ここは・・・)
あたりには誰もいなかった。脱出のチャンスであるが、縛られているため全然身動きがとれない。
しかしラスファーは脱出しようともがいた。
(・・・ダメだ・・・ロープがきつい・・・)
いくらもがいても自分の体がロープから抜ける気配はない。
そんな時、コンピューター室のドアが開いた。
(・・・!!)
ラスファーはすぐに気絶したフリをしていた。そして二つの影がコンピューター室に入ってきた。
「・・・なんやここは・・・?」
(・・・?しゃべり方がちがう・・・)
関西弁を聞いたラスファーは明らかに龍尾の人物ではないと判断した。
「す、すいません・・・」
「・・・!!な、なんや!?なんでお前縛られてるんや!?」
「・・・助けてください・・・」
関西弁と言えば言うまでもなくガルである。ラスファーはガルに
ロープを解いてもらい、自由を取り戻した。
「ありがとうございます。あなたは何者ですか?」
「あう?」
「!!」
マイナの突然の登場にラスファーはちょっとビックリした。
「俺か?俺はガル言うんや!ここにはシリン助けるために来たんや!」
「え・・・!じゃあ、あなたはシリンさんの仲間ですね!!」
ラスファーは今までなかった笑顔を取り戻す。
「えるふのおねーちゃん探しにここに来たんだ♪」
「・・・あなたは・・・?」
「ボク?ボクはマイナ」
「ほんでお前は何者や?」
「あ、僕はラスファーと言う者です」
「ほんでなんでお前はシリンの事知ってるんや?」
ラスファーは今までのわけをすべてガルに伝えた。
「・・・つまり、ラスファーも龍尾の被害者やねんな・・・」
「はい」
「・・・せやな〜、どないする?」
「・・・え・・・?」
「俺等と一緒にシリン探すか、このままおさらばか・・・」
ラスファーは迷う事もなく笑顔でこう答えた。
「もちろんついて行きます!」
―――――――――――――――――――――――――――――
なんで関西弁で龍尾の人間じゃないんだろ?(笑)
それにマイナさんのセリフ少ない・・・(^^;

無題 投稿者:アレイク(うなぎ) 投稿日:2000/09/11(Mon) 01:48

龍尾の手下となる事によって、苦も無く別荘に潜入する事のできたアレイクとりン、そしてクリスの3人。ラスファーが再び捕らわれの身となると言う犠牲も払ったが、アレイクはその事に対し然して気が咎めると言った様子もない。これも彼が偽善者たる所以であろう。
そして今度は北側から侵入した曲者を捕まえろという。
「ま、これから捜索だし、部屋は後でいいか」
アレイクはクリスの返答を待たずにそう言った。
「今度はあっさり捕まえちゃ駄目ですよ」
リンがこっそりと釘を挿す。彼女はシリン救出作戦の邪魔だけはするなと前置きにアレイクに言っておいた。
先ほどアレイクがラスファーを捕まえてきた時も彼女は頭を抱えた。龍尾の犠牲者がとうなろうとも構わない。アレイクは完全に個人的な理由でフェイを倒そうとしているのだ。
夜明け前だと言うのに別荘の中の明かりは全て灯されていた。一本の長い廊下が北の方角に向かって続いている。道案内をする人民服姿の男が、3人が龍尾の側である事を示していた。廊下は捜索の手を緩めない龍尾のメンバーたちが騒がしく行き交う。
「今ウチで捕らえていた商品にも逃げられていてな。そのうえ北側から侵入者があったって言うもんだから大騒ぎさ」
人民服姿の男が愚痴っぽくぼやく。
リンはアレイクに目配せした。シリンが脱走しているのかも知れない。
やがてアレイクたちは廊下の突き当たりのドアを開けて中に入った。そして‥‥
「!?」
床に倒れる幾人もの人民服姿の男たち。そのどれもがピクリとも動かない。血の匂いが漂うその部屋の中心に、氷のような笑みを浮かべて一人の男が立っていた。
「アル!」
リンが叫んだ。
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必殺書きっぱなし!(爆)
すいません今回クリスさん一言も喋りませんでした。(笑)

http://www.geocities.co.jp/Bookend/1060


セピア側、2班に分かれて出撃開始!! (修正版) 投稿者:セピア(かっちん) 投稿日:2000/09/13(Wed) 15:36

既に闇夜がうっすらと明けて窓の外は薄靄に包まれていた。
作戦会議を終えたセピアはシリン捜索の先発隊として出かけた者以外の居合わす仲間の顔を確認し始めた。
「作戦会議の手はず通りセピア、ルフィー、ロッキーさん、中島上等兵殿、上等兵殿の戦友の西崎さんたちのメンバーが陽動隊になります。ムサシさん、ステフさん、クトファーさん、アピアさん、ジンクのメンバーが対龍尾隊です。龍尾別荘入り口までは同一行動をとり、そこから2班に分かれて出撃したいと思います」
「自分はセピア殿たちメンバー全員を命に代えて守り通してみせる 」
自信満々に上機嫌な中島上等兵の脇にいるロッキーも頷いて闘志満々にケチャックダンスを踊り始めた。
「対龍尾隊はムサシさんを陽動隊はルフィーをそれぞれ総大将に指名します。みなさん異存がないですね。各隊は総大将の指図に従って行動しましょう。ではムサシさん、出撃に際しみんなの士気を高めるため鼓舞を挙げてください」
セピアに鼓舞を請われたムサシは右手で愛用の刀を高々と掲げ鼓舞を始めた。
「龍尾を倒すぞ!えいえいおー!!」
ムサシ、、ロッキー、ステフ、ルフィー、アピア、クトファー、ジンク、セピア、中島上等兵と中島の戦友の西崎たちCヤマト帝国軍人たちが薄靄をついてゼフィロス郊外のテポラ山麓にある3階建ての龍尾別荘に向けて出撃した。
龍尾組織と闇の繋がりのある朴は借金のある龍尾の構成員の寝返り工作に翻弄してメンバーの側面援護をした。
ムサシたちとルフィーたちの2つの部隊は龍尾別荘の入り口まで一緒に出かけそこから二手に分かれた。
「ここからは作戦通り二手に分かれて行動します。それぞれの部隊の健闘を祈ります」
セピアはそう言うとルフィー、中島上等兵、ロッキーのグループに合流し双眼鏡で龍尾別荘の様子を伺った。
「龍尾別荘は朝からだいぶ慌ただしい様子ね」
ドスーン!!
もっと近づいて龍尾別荘の様子を伺おうとセピアが龍尾別荘の敷地に足を踏み入れた瞬間、ドスーンと落とし穴に落ちてしまった。
ルフィーが心配しながら穴の下を覗き込んだ。
「セピア姉さん、大丈夫ですか?」
「痛い!・・罠に掛かるなんて、私ってなんてドジなんだろう !」
ルフィーの投げ入れたロープをつたわりながらセピアはやっとの思いで穴から這い出して来た。
「ルフィーのお陰で助かったわ 。みなさんも私みたいにならないように罠に注意して下さい!」 
ルフィーがセピアの顔を見てけらけら笑い始めた。
「セピア姉さんの顔にドロがついているわ!」
「はいはい。ルフィー総大将殿のご命令には何でもおとなしく従いますからね」
ルフィーは総大将の肩書きにご満悦でセピア、ロッキー、中島上等兵、中島の戦友の西崎たち軍人に初めての号令をかけた。
「ではみなさん、龍尾の仕掛けた罠に注意しながら前進しましょう!」
一行は罠を巧みに避けながら用心深く龍尾別荘に近づいて行った。
突然、一行の前方の藪の中から人影が現れた。
その人影はセピアたちメンバーに手を振りながら近づいてきた。
「ボクです。・・・・ワタルです!」
セピアはワタルの無事な姿を見て ほっと一安心した。
「ワタル君、うまく龍尾に潜入出来てよかったわね」
「ワタル殿も無事でなによりである」
中島の横にいるロッキーは相変わらず意味不明なことを呟いている。
「シリンさんは無事です。彼女の部屋に案内しますのでボクについて来て下さい」
「みんなで出かけては作戦に支障をきたしますからルフィー、ロッキーさん、中島上等兵殿、西崎さんたちは手はず通り陽動作戦を開始してください。私はワタル君と一緒にシリンさんの救出に向かいます」
いつもと違うワタルの様子に首をかしげながらルフィーがセピアに耳打ちをした。
「ワタル君、何だかいつもの彼らしくないわ」
「心配ないわ、ルフィーは総大将なんだからメンバーをまとめて陽動作戦を決行してちょうだい」
ワタルはセピアをシリンの拉致されている部屋に案内し始めた。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
前回、ご指摘どおり不手際がありましたので修正して書き直しました。
みなさん、ご迷惑おかけしました。

http://homepage1.nifty.com/k-ichihara/


逃走! 投稿者:クリス・コファー 投稿日:2000/09/12(Tue) 00:16

なにやらにらみ合っている二人を見て、不穏なものを感じたクリスは、そのまま脱兎のごとく駆けだした。
「冗談じゃない。好奇心で危ない橋は、わたれませんわ」
クリスは金目の物を探しに、別荘の中央へと、ゆっくり歩いていった。

殺戮の宴(宴の支度?) 投稿者:飛 走影(宗一郎) 投稿日:2000/09/14(Thu) 00:02

「おや、これはリンさん。奇遇ですね」
アールセキンは返り血を頬にべったりとつけたまま、顔をほころばせた。
「お前ら、知り合いか?」
案内役の人民服の男が怪訝そうな顔で、アールセキンとリンを交互に見る。
「ええ、この人はアールセキンと言って、私の弟子なんですよ」
「あ、皆様はじめまして。私、リチャード・アールセキンと申します。気軽にアルとお呼びください」
リンの紹介を受けて、アールセキンはあまりにも場違いな挨拶をした。
「さて、アールセキン。悪いけど、私は今、龍尾に入ってるから自動的にあなたと敵と言う事になる。消えてもらうよ」
リンの視線がアールセキンを見据えた。
だが、アールセキンは意に介したような様子もなく、何かを思案しだした。
隙だらけのアールセキンの様子に逆に警戒したのか、3人は構えたまま動かない。
「よし、いい案が出ました。私も龍尾につきましょう」
思案の末にアールセキンが出した答えは、予想外のものだった。
その言葉に、その場にいた全員が驚きの声を発した。
特に、驚いたのはアレイク達の案内兼見張りとして付いていた人民服の男だ。
アールセキンは既に大量の龍尾の構成員を殺戮している。
背後の惨状が何よりの証拠だ。それが、ぬけぬけと仲間になりましょうと言ったのだ。
「よくも、そのような事を!!!!」
怒りに我を忘れて、男が叫んだ。
が、その一瞬の隙にアールセキンが動いた。
一気に間合いを詰めると、男の顔を片手で掴みそのままの勢いで壁に向かって叩きつける。
何かが砕ける音、そして男は壁にもたれるようにして、ぐったりと倒れ伏した。当然、デリートされている。
「ふう、監視役は片付けましたよ。リンさん、これでよろしいですか?」
「ええ、上出来ですね」
リンがにっこりと微笑む。
その笑顔にアールセキンの軽く目を細めて微笑む。
「さすがはあのアールセキンだな。まさに瞬殺だ」
「お褒めに預かり光栄です。アレイク様」
アールセキンは、優雅な振る舞いでアレイクに向かって一礼をした。
「厭味のつもりなんだが……」
「人の言葉は、都合よく解釈するようにしておりますので」
「そのへんも、噂どおりと言うわけか」
アレイクがあきれ顔で嘆息した。
「ところで二人とも」
リンがおしゃべりに花を咲かせている二人に向かって声をかけた。そして、視線で、扉の方を見るように促す。
「のんびりしゃべっている暇はなさそうですよ」
そこには、クリスとそれに引き連れられた人民服や道士達がずらりと並んでいた。
「なんのつもりだ!!」
アレイクがきつい口調でクリスに問う。
クリスは悪戯っ子のような笑みを浮かべ言った。
「ごめんなさい。なんか、本当に龍尾のボスっていい男らしいから」
*********************************************************
はい、クリスがやっぱり裏切りました。
ちなみに、某パクリネタシリーズはいい加減品切れです。
と言うわけで、次は京○?

元鞘 投稿者:クリス・コファー 投稿日:2000/09/13(Wed) 02:41

「女はねぇ・・・悪人ちっくなものに弱いのよ・・・・ふ」
あっちのほうを向いて、浸るクリスに、一同はしばし無言になった。
「まーそれは兎も角!さぁ龍尾のみなさぁん!裏切りモノは、お仕置きでーす!」
クリスがアレイクたちの方を指さすと、人民服たちは我に返って襲いかかった。
さながら雪崩のように、狭い室内に突入してゆく。
わーわーわー・・・・どたばたどたばだ・・・・ぐしゃっ!ぐしゃっ!ぐえぇぇぇぇ・・・・・・
「さーてぇ。終わったかしら?」
一通り、騒ぎが収まると、少し離れたところで見物していたクリスは、ぱんぱんと腰の埃を落とすと立ち上がった。
「ええ、人民服の皆さんたちはね」
「げっ!」
血煙が収まった室内に立っていたのは、返り血で真っ赤にそまったアールセキンとリンとアレイクだった。
クリスはごまかし笑いを浮かべながら、ゆっくりと・・・
「おや、それはないんじゃないですか?クリス様」
ゆっくりと振り返ると、そこには、いつのまに移動したのか、うすっぺらな笑みを浮かべたアールセキンが立っていた。
「は、は、ははははは・・・・や、やーねー冗談よ!冗談!ほら、適当に歩いてたら、さっきの一団に捕まっちゃってさー。あーわたしってばうっかりしてたわー」
顔をひきつらせながら笑うクリス。
「さて、クリス様はどうしましょうかねぇ」
アールセキンが、例の笑いを浮かべながら訪ねる。
「殺しましょう」
アレイクの冷徹な瞳が、クリスを貫いた。
「そうですね。邪魔なようなら、一時しびれるくらいはして貰わないと・・・・そうでなければ・・・・」
デリートする意志はない、ということなのだろう。
リンはそれだけつぶやくと、何事か考え始めた。
「それで・・・クリス様はどうするのですか?」
「と、とーぜんじゃない!勿論!わたしはあんたたちの仲間よー。ヨ・ロ・シ・ク」
クリスは、冷たい目を努めて無視すると元鞘に収まった。
はてさて、どうなることやら
*****************************
だめ・・・なんかやってる片手間に作ると、ひどい出来になっちまう(笑)

さてパンドラぶちこわしっ! 投稿者:シリン=ダー(みねの) 投稿日:2000/09/13(Wed) 12:25

「ほぇぇ、みんなのデータ、何処にあるんでしょぉかー」
 そのころ、シリンは部屋の外の騒ぎにも気付かず、ひたすら機械類をいじっていた。機械と言っても、0と1の符号の集合である。下手にいじりすぎるとデータそのものが破損してしまうだろう。しかし、シリンにそんな事を考える頭は無きに等しい。
「あー、これ、ガルさんのデータだぁ!あ、こっちはルフィーさんの〜」
 本当に偶然、目当てのデータがディスプレイに表示されたのだが、次の瞬間――
 ばちばちばちぃっ!!
「きゃあっ!?」
 とうとう機械がデータ異常を引き起こして、火花を発し始めたのだった。

http://homepage1.nifty.com/matsubay/


中ボスその1 投稿者:アレイク(うなぎ) 投稿日:2000/09/14(Thu) 00:11

「さて、龍尾のボスに会ったと言ったな。奴はどこにいる?」
アレイクは氷のような視線をクリスに突き付けて言う。
「いやぁねぇ。まだ会ってないわよ」
意外な答え。だが彼は動揺を顔に出さない。
「顔も見てないのか?」
「うん。ただ、いい男だって話は聞いてるわよ」
「それだけなのか?それだけで‥‥」
いよいよ動揺を隠せなくなったアレイク。
「いやぁねぇ、悪の親玉がそうそう簡単に顔見せちゃったらつまんないじゃない。んーっ想像力が掻き立てられるわぁっ」
「‥‥‥やはり殺すべきだな、こいつ。私の理解を超えた存在は許す訳にはいかない」
「まぁまぁ」
リンがそんな彼をなだめた。
「いやいや、アレイク様、この者を生かして置いて、はたしてあなたに利益があるでしょうか?」
意味なく事態をあおるアールセキン。
その時であった。
ガコン!
突然4人のいた部屋の入り口に鉄格子が降ろされたのである。
「しまった!」
この別荘にはあらゆるカラクリが施されている。これもまた、その一つである。
「ククク、ヒェーッヒェヒェヒェッ!まんまと罠に掛かりおったなァ、ネズミども」
どこからともなく聞こえる甲高い声。その時、アレイクは部屋の天井の隅に気配を感じて振り向いた。
「!!」
暗闇の中に突如として現れた赤き双眼。血の色よりも深い赤黒色のそれが、ゆっくりと4人のもとへと近づいて来る。
「誰だっ!」
「ヒヒヒ、俺様はフェイ様をお守りする六道士が一人、高順。貴様らの命もここまでよ」
フッ‥‥とその赤く光る目が地面に落ちた。そしてスゥーっと床を滑るようにアレイクたちとの距離を縮める。
そしてそれが5メートル手前まで近づいた時である。窓から流れ込む明け方の白い光が物体の姿を浮かび上がらせた。
「キャッ!」
思わずリンが短い叫び声を上げる。
それは六本の足と異常に長い手を持つ化け物であった。這いつくばった格好でカサカサと近づくその姿は、まるで蜘蛛のようである。身体データそのものに違法改造を施したのだろうか。
「蜘蛛ですね」
アールセキンは特に驚いた様子も見せずに呟いた。
「私、蜘蛛嫌い‥‥」
意外な弱点を見せるリン。
「フン。虫の分際で偉そうな口を叩くな」
冷たく言い放つアレイク。
「蜘蛛じゃねぇぇっ!!」
ぶちキレる高順。
そして‥‥
いつの間にやら三人から一歩づつ離れてゆくクリス。

http://www.geocities.co.jp/Bookend/1060


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