クリスの提案微妙に楽しくて好き(笑) 投稿者:シリン=ダー(みねの) 投稿日:2001/03/26(Mon) 23:32
――さて。そんなクリスの様子を知らないシリン達の方は。
「ヒャッハァ!!」
「おおっ、ロッキー!一体今まで何処に行っておったのだ!?」
「パクリ撲滅運動☆」
ロッキーは中島の前で、見るものを必ず脱力させるような腰不利ダンスを踊っている。だが、たった一人だけこの踊りを目の前にして正気を保っていられる冒険者がいた。
「あのぉ、ここって何をやるところなんですかぁ?」
「し、シリンさんはあれを見てよく平気ですね」
ルフィーが心持ちげっそりとした表情で呟くと、それから、フィエンドについての説明をした。
「ほぇぇ、楽しそうですねぇ。あたしもやりますぅ!でも、誰と組めば良いですかねぇ?」
そう言ってシリンが小首を傾げた瞬間。
「うふふあははあはははははあーっはっはっはは☆」
奇怪な笑い声と共に、脇からかっさらわれるシリン。
「うみゅぅぅぅぅぅ!!(ドップラー効果)」
「ろ、ロッキー!」
シリンを小脇に抱えたロッキーは、物凄い勢いでフィエンドに突っ込んでいったのだった。
---------------------------------------------
はい、シリンはロッキーと組みます。ある意味最凶コンビ。
クリスの提案は面白いです。みんな乗ろう。
ロッキーの、腰が不利になるよーな踊り(邪笑) 投稿者:クリス(RUNA) 投稿日:2001/03/27(Tue) 00:29
「うきゅぅぅぅぅ・・・・(ドップラー効果)」
コソコソと歩くクリスの横を、高速で誰かが通過していった。ちっちゃな女の子の叫び声に隠れて、妙なとしか形容できない笑い声も一緒に。
「くっ!わたしも負けてられないわね!」
なにがどう負けてられないのかさっぱり分からん。ともかくオカマエルフは拳を握り締めながら悔しそうに呟いた。
すぐに館の入り口にたどり着く。薄暗い内部に躊躇せずに入り込むと、クリスは暗闇を見つめて(他に見つめるものがなかった)声を張り上げた。
「フィエンドに参加しにきてやったわよ!」
『参加料金は御一人様500Gでございます』
暗闇の中からスルリと現れたコンソールに、「1500G」と打ち込む。腕輪の所持金を示す数値が確かに減っていた。
『フィエンドは様々な遊戯を取り込んだ複合遊戯でございます。クリアの目的は、各遊戯を攻略した時に貰えるクリアポイントを100点集めること。なお、戦闘不能になった場合はその状態で館の裏手に放出されますので、悪しからず。なお、私はゲームマスターのディアブロでございます。ご用の際は御申しつけを』
やたら丁寧な説明を聞き流しながら、クリスは早くラスファーが来てくれることを祈っていた。
¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥
フェイは影に変化し、相手を影で絡めとって行動不能にし、捕捉したり攻撃することができます。まぁ、元ボスキャラですし(^^;なお、ラスファー君がどーしてもいやだというなら、サナリが来たことにすれば、七宝刀でフェイの生み出した影を切れるはず。けどその場合、ただ単にフィエンドの話を書くだけになるけど。
なお、その場面は誰か書いてください。おいらはチャットいけないんで(涙)砂時計君によろしく(^^;
腰が不利になるような踊り?<笑> 投稿者:サナリ(みやび) 投稿日:2001/03/27(Tue) 01:06
「ここが<館>か・・・。」
サナリを引っ張って、館に到着するアレイク。
『いらっしゃいませ。参加料金は御一人様500Gでございます』
館にはいるとアトラクションのインフォメーションが聞こえてくる。
『フィエンドは様々な遊戯を取り込んだ複合遊戯でございます。クリアの目的は、各遊戯を攻略した時に貰えるクリアポイントを100点集めること。なお、戦闘不能になった場合はその状態で館の裏手に放出されますので、悪しからず。なお、私はゲームマスターのディアブロでございます。ご用の際は御申しつけを』
「おい、しっかりしろ。新しい出し物だぞ。」
アレイクはその説明を聞きながらサナリの腕を引っ張る。
「たこぉ・・・。」
しかしサナリは未だに正気に戻る様子がない。
「そうだな・・この場に置いていくのもありか・・・。」
考えてはいけないことを考えるアレイク。
---------その時。---------
「うふふあははあはははははあーっはっはっはは☆」
「うみゅぅぅぅぅぅ!!(ドップラー効果)」
笑い声が近づいてくる!
=============================
2人の運命やいかに!!?
『乾坤一擲』って言うな〜 投稿者:クキ(宗一郎) 投稿日:2001/03/27(Tue) 09:37
「あれ、今のはステフ?じゃ、今俺が手を引いているのは!!??」
クトファーが慌てて、後ろを振り向くと同時にその頬を何かが掠めた。
ひゅっと風を切る音。そして、叫び。
「乾坤一擲!!!!!スタッフオブフーリー!!!!」
クトファーの頬を掠めたそれ、杖による横振りの一撃がステフの、正確に言えば偽ステフの顔面を捕らえた。
「って、おい」
「わかるでしょ?さっきのバグですよ。混乱にまぎれて、僕達のパーティーに隠れてたんです」
叱りつけるような口調でクキが言う。
「ほう、奴さんまだ生きてたのかい?だったら、今度こそ引導渡さなきゃな」
睨みつけるように目を細め、かなーりやばめの殺気を放ちつつ
構えを取る。
「……あの、怖いんですけど」
隣に立って同じように偽ステフを見据えていたクキが、横から放たれている濃い殺気に気づき、やや弱気の講義の声をあげる。
「あの野郎、ステフのカッコなんかしやがって。ふざけるよ……」
「聞いてないし……」
そう言って、諦めた風に溜息をつくと、偽ステフの方を見据えなおし二人は一斉に跳びかかった。
**********************************************************
自分で書いといてなんですが、めちゃくちゃ古いネタですね。
ロッキーをとめられるのは 投稿者:中島上等兵(柳すなわちグルタミン) 投稿日:2001/03/29(Thu) 18:00
「あ、シリン殿!!」
中島上等兵はロッキーとは旧知の間柄である。
戦友にして、もっともロッキーの生態を知っている漢だ。
(あいつ一人で何かしだすととんでも無い事するからなぁ…
シリン殿が危険な目に会わなければいいけど、あいつ、そうい
うのに周りを巻き込むからなぁ)
中島上等兵は暫し、考えた。
そんな中島上等兵の心情を知ってか知らずか、セピアが出陣を
口にした。
「上等兵殿、私たちも出発しましょう」
「了解であります! しかして、そこで考えがあるのでありま
すが、極力、ロッキーの動向を把握しつつ行動致すがよろしい
かと考えるのでありますが」
「そうですね。あのままでは…」
「はい。シリン殿が何か危険な上京に巻き込まれる怖れがある
のであります」
………(ゴルゴ)
中島上等兵は、セピアと互いに、息が合う様になってきた事を
どこか、軍人として、任務に忠実であること以上に嬉しく感じ
ている事に、まだ気付いていない。
…………………………………………………………………
女怪盗&帝国軍人コンビ、ゆきまーす!
そんなこんなで 投稿者:ムサシ 投稿日:2001/04/05(Thu) 23:07
「いやぁ、海の中に街があるなんて驚きだよなぁ?」
しきりに感心しているガル。しかしムサシの心は一向に晴れていなかった。
「なんや、どうしたんや?まるで恋人にでも死なれたような面しくさって?」
「つらい……つらすぎるよ」
ガルの言葉が深くムサシの心に突き刺さる。
「なんや?ステフになにかあったんか?」
「いや……違うけど」
「なんや、二股かけるきか?お前もやるなぁ」
「……いや……もういい……」
ますます顔を曇らせ、ガルの後ろをついて歩く。
「あ、ムサシさんのガルさん」
と、不意に横手から二人に女性の声がかけられた。
フィエンドはじめちゃえ! 投稿者:クリス(RUNA) 投稿日:2001/04/14(Sat) 11:37
「まったく・・・フェイったらなにしてるのかしら・・・」
暗闇の中で、クリスはいらいらと呟いた。
何も無かった暗闇の奥には、今『STRAT』という赤い文字が宙に浮かんでいる。クリスが入ってからかなりが経っているが、他の冒険者が来たことはない。・・・とすると、おそらくこうしたスタート地点はそれぞれ別に用意されているのであろう。フェイはこの空間から一度外に出たというログがあるので、戻ってくるにはなんら問題ないはずだ。
「・・・・おまたせしました・・・・」
何度目かのため息の後に、闇の奥から気絶したラスファーを抱えて飛走影が現れた。
「よーやくね!さぁ・・・行くわよ!」
一行はゆっくりと闇の中に溶け込んでいった・・・。
¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥
ごーごー!(^^
先の見えない闇の中へ 投稿者:マイナリス=グリム(みゅーく) 投稿日:2001/04/15(Sun) 04:08
周りが騒がしい中、マイナは入り口のピエロをじっと眺めていた。
「おっきいお鼻だねぇ〜」
「おや、じょうちゃん――いや、ぼっちゃんかな?
あなたも参加しますか?」
「お菓子、ある?」
「クリアなされば、豪華商品です!お二人でどうぞ〜。」
微妙に話が噛み合っているのか、いないのか。
『二人』と言うのは理解したらしく、マイナは周りを見回した。
……ケンカ中……お昼寝中……笑ってみてるひと……背の違う二人……
すでに入っていったお友達もいる。
「むぅ〜……」
ふと、マイナはケンカしている三人に目をとめた。
「あう?――あのコ、誰かな?」
プリズム・ブルーの長い髪に、180cmは優にある後姿は、どこかで見た気もするが、どこか違う気がする。
姿がなんとなく、時々ぼやけて見えたりもする。
例えるならば、二人の人物が混ざっているような感じだ。
マイナは、とたとたと歩み寄ると、とりあえずその後ろ髪をつかんだ。
「おちびちゃん、ナイス!」
「いや!今度は彼に変わってしまいます。
早く倒さないと!」
二人は、武器を振りかぶって飛び掛った。
だが、二人の武器がコピーウィルスの体に触る前に、ぐにゃりとその姿が歪んだ。
同時に、マイナがフィエンドの方に走り出す。
「おっきいお鼻のおいちゃ〜ん、中に入るね〜♪」
「はい〜、お二人様ごあんなーい。どうぞ中へお進み下さ〜い。」
お金を払ってないはずのマイナは、フィエンドの闇の中へとコピーウィルスを連れて消えた。
クキとクトファーが慌てて追いかけるも、入り口のピエロに止められる。
「なぜ止める?!」
「お一人様、500Gお願いします。」
「マイナくんはそのまま入ったじゃないですかっ」
「あのお子様は、金髪の女性から先に代金を頂いておりましたので。」
「金髪の女性???」
「うっ、ヤな予感が。」
あからさまに顔が曇るクトファーに、クキは首をかしげた。
******************************************
ちょっと勝手にコピーを拝借しました。
これで、「金髪の女性」はいつどこに(フィエンドの中でも)出てきてもオッケイっすね(爆)
ルフィー&ムサシ フィエンドへ 投稿者:ルフィー(神永 緒忍) 投稿日:2001/04/18(Wed) 16:25
「あ、ムサシさんとガルさん」
フィエンドの入り口で行こうかどうか迷っていたが、誰と一緒に行くか決められず
悩んでいたルフィー。しかし、そこにムサシとガルが登場した。
「久しぶりやなぁ、ルフィー。」
「そうですね。」
「ルフィーはいま何してるん?」
「実は・・・・・・・」
ルフィーは今までの状況、フィエンドのことなどを簡単に説明した。
「よし、じゃあ行こうか。」
ムサシがルフィーに言った。
「いいんですか? でも、ガルさんはどうするんです?」
ルフィーはガルに声をかけた。
===================================
久しぶりで申し訳ありません。
ということで、ムサシとルフィーが組みます。
どケチって言うな〜! 投稿者:ガル 投稿日:2001/04/21(Sat) 01:14
「俺か?」
「ええ。どうします?他の方とペアを組まれますか?」
そう聞くルフィーに、ガルは手を左右に振って見せる。
「いやいや。俺は参加するつもりあらへんから」
「参加されないんですか?」
「誰かおごってくれるんなら考えてもええけど。こないなゲームに500Gも出す気がおきひんわ。豪華商品ってのも怪しいもんやし…」
呼び込みを続けてるピエロに一旦視線を向け、ガルはルフィーに言った。
「そうですか」
「せやからここで待ってるさかいに、忘れんと迎えに来てや」
「はい。それじゃあ行ってきますね」
すでに入り口まで移動したムサシのもとへルフィーが駆けて行く。
「さてと…どないして、暇を潰そか」
二人を見送り、ひとまず近くにあったベンチに腰を下ろすガル。
C−ポセイドンの海底都市は、ガル達と同じようにドラゴン騒ぎで海底に下りてきた人々を合わせ、いつも以上にごった返していた。
フィエンド、第一ラウンド開幕 投稿者:クリス(RUNA) 投稿日:2001/04/21(Sat) 16:44
ちゃかちゃんちゃんちゃんちゃちゃちゃ〜♪
『ようこそ、第一ラウンド「女の子をゲットしちゃうぞ♪」ランドへ!!』
「なによそれは・・・」
暗闇を抜けると、そこは仙台駅のような場所だった。クリスたちの背後には無人の改札口があり、オブジェの置かれた50m四方の広大な空間が広がっている。本来なら人込みで賑わうこの場所に、今は誰もいない。
そして壁のどこかにしくまれた(と設定されている)スピーカーから、陽気な音楽と一緒に案内人の声が流れていた。
声はさらに説明を続ける。
『説明しますと、これから皆さんにはナンパをしにいってもらいます。もちろん、連れてくるのは10代〜40代の妙齢の女性だけです。うまく誘い出して、ここ「駅」に連れてくることができたら、ポイントゲット!!ポイントを溜めれば、豪華な商品があなたをまっていま〜す♪』
「なかなか面白そうじゃない」
こころなしか頬を緩ませてつぶやくクリス。
『連れてくる女の子は、それぞれポイントが設定されていまして、それは自動的にあなたのブレスレットに加算されていきます。なお、このゲームをやめるには、背後の改札口を抜ければいいのですが、そこで自動的に50ポイントを支払わなければならないので、あしからず。そうですね♪50といいますと、18歳のガングロねーちゃんクラスですかね?』
「なかなか歪んだ基準ですねぇ」
ラスファーの寝顔を眺めながら、フェイが無表情に呟いた。
『それでは♪ゲーム・スタート♪』
再び、ファンファーレが鳴り響き、声は沈黙した。
「さて、と・・・」
クリスは一息はくと、ラスファーの頬に手をあてた。そしておもむろに揺さぶる。
「おーきーなーさーいー」
「あうあうあうあうあう・・・はっ!こ、ここはどこですか?」
「ああ、起こしてしまったのですか・・・」
フェイが残念そうにつぶやく。
ラスファーは眠い眼をこすりながら、周りを見渡して状況をつかもうとがんばっていた。
「おっは〜♪よく眠れた?ラスファーちゃん」
気楽に言って笑うクリスに、ラスファーはさらに慌てながら、
「え、えっと・・・クリスさん・・・でしたっけ?一体どうなってるんです?」
と、クリスの肩口をつかんだ。
「・・・もっと、優しくして・・・」
そんなラスファーの手を優しく触りながら、頬を上気させてクリスはささやいた。
「え!?あ!!ご、ごめんなさい!!」
前よりもっと慌てて手を放すラスファー。
クリスはくすくす笑いを押さえながら説明を始めた。
曰く、『突然ここに辿り着いて、目が覚めたらラスファーをみつけた』
曰く、『しばらくすると声が聞こえて、ゲームをクリアしないと外に出られない』
曰く、『知ってる人はラスファーしかいない(フェイのことは初めて会った人、と説明)から、頼れるのはラスファーだけ』
ある時は悲しそうに、ある時は瞳を潤ませてオーバーアクションでしゃべり続けるクリスに、ラスファーはついに深刻な表情でつぶやいた。
「・・・・分かりました!どこまでクリスさんの助けになるかわからないけど、皆さんがんばりましょう!」
気合をいれるラスファーから表情をかくして、クリスは一人ほくそえんだ。
(さーてと、面白いことになってきたわ☆)
¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥
えっと、こんな感じで(^^;
なお、フィエンド参加者は、みんな同じ場所に転送されます。少し歩けば、クリスたちに会えるはず。
男も女も!ナンパしよーぜ!(笑)
妨害者は、街のヤンキーです。ユニーク魔法を使ってきたりします(笑)
誰だ!? 投稿者:中島上等兵(柳=グルタミン) 投稿日:2001/04/23(Mon) 19:01
フィエンドに踏み込んだ上等兵とセピアは、慎重に歩を進めて
いる。
とはいいつつも、まずはロッキーを捕捉しようという認識があ
るので、無理に戦をする考えはなく、二人は比較的安全とみと
められる地点を選んで和やかに談笑しつつ歩いている。
「…セピア殿の、黒装束姿みてみたいものであります」
「うん…その時がきたらね」
セピアがそう発した瞬間、乾いた銃撃音が鳴った。
瞬間、セピアの肩を抱いて、中腰になる中島上等兵。
銃弾はちょうどセピアの頭上から上等兵の頭上をつきぬける
ようにしてかわされた。
「拳銃でありますな」
「そのようね」しかし女怪盗として、帝国陸軍の歩兵として、
場面は違えど数々の修羅場をかいくぐって来た二人は拳銃の
銃撃音程度ではさして冷静さを失わない。
しかし、もしこれが45口径の弾丸であったなら、二人とも
貫通していたところだ。
銃声の聞こえた方向を向くと、人影がこちらに下りてくるの
が目視された。
----------------------------------------------------
セピア&上等兵コンビを襲撃してみたいヒト、なってください
な♪
ところで、856、仙台駅ってのはまずくない?
じゃあこのコンビも…… 投稿者:アルカノスト=ファーレン(みねの) 投稿日:2001/04/27(Fri) 22:17
「みんなどんどんフィエンドの中に突っ込んでるな」
「そうですわね」
「じゃあ、セレネの姉さん、俺たちもコンビ組んで中に入るかい?」
「は、はいっ!」
アルクの言葉に何故か気合いを入れるセレネ。こうして、この二人も、フィエンドに参加することになった。
まさか第一ラウンドがナンパだとは知るよしもなく(笑)
微熱娘 投稿者:セレネ 投稿日:2001/04/28(Sat) 01:33
けして大人二人が通るには狭くは無い通路。闇に包まれてはいるものの歩くのに最低限必要な明かるさではあった。
「セレネの姉さん…」
入り口から少し進んだ所で、アルクが突然その歩みを止めた。
「は、はいっ!」
先程から気合がこもった返事を続けるセレネ。その顔は、湯でタコとまではいかないが真っ赤に染まっていた。
しかし暗闇のせいか、アルクはそんなセレネの変化に気づいた様子もない。
「いや…その……」
呼んでおきながら、何故か言葉を濁すアルク。
そんな彼の様子に、セレネは一人、妄想の彼方へと旅立とうとしていた。
「いや…その……実は俺、セレネの姉さんに一目合ったときから!」
「あの!私もアルクさんのことが」
―キュルキュルキュル
「アルク…」
「セレネ…」
―キュルキュルキュル
「見て貴方にそっくりの男の子ですわ」
「次は君似の女の子が欲しいな」
「まぁ」
―キュルキュルキュル
「セレネの姉さん?」
「……」
「姉さん?」
「へぇっ!?」
セレネの目の前でパタパタと手を振っているアルク。
ようやくそれ(現実)に気づいたセレネは、更に湯気が噴出しそうなぐらい顔を赤らめた。
「大丈夫かい?」
「え、ええ…」
必死に取り繕うセレネにアルクは首をかしげる。
「それで、セレネの姉さん…」
「はい!」
「……悪いんだけど手を離してもらえないか…。この暗さじゃ歩きにくくて」
「手?」
予想とは違う言葉に、セレネは思わず素っ頓狂な声で答えながら、視線を下ろし自分の手を追う。
それは半分振り返っているアルクの背中へと続いており、思いっきり彼の服を握り締めていたのだった。
―――――――――――――――――――――
えっ!?セレネの性格が違うって? 気のせいです… (--;)
ナンパ師ラスファー誕生!?(笑) 投稿者:クリス(RUNA) 投稿日:2001/04/29(Sun) 23:42
「あ、あのぉ・・・ぼ、僕と一緒に駅まで来てくれませんか?」
雲一つない青空の下に、ラスファーのたどたどしい言葉が浮かんで消えていった。
「はぁ?なにそれナンパのつもりなワケ!?気合はいってないっつーか、うざいっつーかぁ、バカってかんじー。もっかい出直してこいつ・・・」
「・・・・ジェダースリミット・ポイント10・メルト・レッドツェッペリン・ラン!」
ラスファーにナンパされたガングロねーちゃんは、10cmほどに圧縮された破壊の炎の中に消え去った。
呆然とするラスファーを尻目に、たったいま目標を消したクリスは満足気なため息を漏らした。
「な・・・・・」
ラスファーは絶句したまま石化している。
『・・・ぶー。女性に攻撃してはいけませんよ。減点50てぇーん』
どこからか、いささかなげやりなアナウンスが報告した。
「な、な、な・・・・」
「おや、点数が減ってしまいましたね・・・これでマイナス580点というところですか」
遠くを見つめるような顔をして、フェイが冷静に呟いた。片手につけた時計型の冒険者コードを見つめて続ける。
「・・・ま、仕方ありませんね」
「いや、仕方ないとかじゃなくて!だめじゃないですか!い、今のはデ、デリートですかぁ!?」
とうとう悲鳴をあげたラスファーを、なぜか哀れむようにクリスは見て
「・・・仕方なかったことなのよ・・・」
ふっ・・・とポーズを決める。
「・・・だめだ、この人たちダメだー!!」
あらぬ方を見つめ続ける二人の間で、ラスファーは青空に向かって悲鳴をあげた・・・。
¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥
えっと、ごめんラスファー!!
・・・と、謝るだけな悪魔な私(笑)
管理人さまへ
えっと、フィエンドはゲームなんで、冒険者以外の人物はすべてNPCですらない、排除可能なやつってことにしてはいけませんか?
ちょっとだめなら、変えます。
ものすっごくだめなら、消してください。