飛んで火に入る夏の虫 投稿者:飛燕(かっちん) 投稿日:2000/08/02(Wed) 11:50
『飛燕さま、こちら警備室です。赤外線カメラが敷地内に侵入した二人の物影を捉えました。一人は大人でもう一人は子供のようです』
『二人ともそのまま泳がせておけ!それから裏門のドアの鍵をわざと開けておくように 』
『了解しました。各部隊二人の侵入者の監視をつづけよ』
『ツォウイン様、侵入した二人は襲撃グループの一味と思われます』
『そのようですな。意外と早くしかも単独でやってくるとはただものではないな、全部隊に非常徴集を発令しなさい』
ツォウインは、赤外線カメラの撮影したモニターの録画画像の大人の風貌にムサシの面影を敏感に読みとった。
『奇襲作戦をとったつもりだろうが、龍尾組の備えは万全よ。道士、飛燕、お前たちの出番が来たようです。心してかかりなさい。』
『飛んで火に入る夏の虫です。お任せください。この道士の力をみせてご覧にいれます。』
『ツォウイン様のご期待に添えるよう飛燕の力をお見せしてみせます』
飛燕は部下を呼び伝令した。
『建物に侵入したら第一部隊は陽動作戦をとり、狙撃部隊と忍者部隊に伝令して刺客を差し向けろ』
『了解しました』
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ムサシ様、ステフ様、マイナ様、敵は既に気づいております。
みなさんのご武運をお祈りいたします。
備えあれば憂いナッシング♪ 投稿者:ステファン=ノティス 投稿日:2000/08/02(Wed) 18:43
龍尾組敷地内の木立の中程、きらきらと光を反射するものが在る。
右肩に鷹を乗せたステフだ。その周りには十数羽の鴉やら小鳥やらが集まっている。ステフは肩の鷹の頭を撫でながら、眼下に倒れている数名の男を冷ややかに眺めていた。
「急所に一撃……うめき声をあげる暇もなかっただろうな。さすがはムサシ――と言いたいところだが、そんなことしたってあんまし意味ねぇんだよなぁ。こーゆーとこには、あちこちに赤外線カメラやらのセキュリティーが張り巡らしてあるってこと、気づいてんのかな―、あいつ。まぁ、気づいてても下手に壊せば自分の位置を知らせる結果になる…」
改めてビルのほうを向き、目を閉じて耳を澄ます。
(――電子音の集中している場所……そこがセキュリティー・コンピューターのある警備の中心。どこだ……この電子音はどこから聞こえてくる?)
防音設備が充実してるのか、微かにしか聞こえない電子音の出所を神経を研ぎ澄まして探る。
(――向かって右手の…くそっ!正確な場所がつかめない……でも、やっぱりおれ達が進入したことは確実に気づかれてるな。鬱陶しいくらいにざわついてる…諦めるか……)
ため息をついて目を開ける。肩に乗った鷹が首をかしげ、飛び立った。
「…さてとっ。そろそろいくかぁ?」
小鳥達に目配せして、ステフは枝から飛び降りた。地面に着地し、飛び立っていった小鳥達を見上げる。小鳥達を見送ると、ステフは杖の先で地面を軽く叩きながら、壁に沿って歩き始めた。しばらく歩いて、先ほど当たりをつけたあたりまで来ると、何度も地面をつつくと、おもむろに短剣でほじくり始めた。しばらくして、短剣が何かにはじかれると、今度は手を使って土をどける。
「…………ビンゴ…だな。せぇのっと!」
穴に手を突っ込み、黒い筒状のものを引きずり出す。それは太いケーブルの束だった。それを確認すると、ステフはウエストポーチから一枚のカードを取り出し、セットする。
「書庫解凍(メルト)!サンダー・実行(らん)!」
杖の先から生まれた小さな雷は、足元のコードの束に命中し、火花を散らし、敷地内の数箇所から細い煙が上がった。コードがショートを起こし、設置された赤外線カメラが故障したのだ。
「よし。これでセキュリティーは役に立たない。少しは動きやすくなるぞ。さて、おれはムサシのサポートに回って、陽動でもするかな?」
そう呟くと、ざわめきとは反対の方向――ムサシの通ったのとは逆に向かって鷹を連れて歩き始めた。
(――全くムサシの奴……魔法使いがいないからって、せめて魔法使える奴を連れてけってーの!レベルの高いものは使えなくったって、おれだって役に立てるのに…)
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とりあえずこんな感じでいかがでしょう?
セキュリティー系はコードを通してすべていかれたはずです。
さて、龍尾側&ムサシ達はどう動きますか?
休憩中〜オレンジ色の悲劇 投稿者:マイナリス=グリム(μξ) 投稿日:2000/08/03(Thu) 03:16
乗り込んだムサシだったが、結局場所がわからずさまよっていた。
すでに潜入はばれているのか、倒しても倒しても、あちこちから敵が姿を現す。
あちこちに設置された監視カメラに、尽きる事の無い敵。
これでは、気配を消しても、たいした意味は無くなる。
いきなり、フッと一瞬灯りが消え、すぐに元に戻る。
――電源が落ちたか。
自分以外の『誰か』の存在を確信する。
「そういや、お前、一人であとついて来たのか?」
「うんっ!」
「……あの、執事とかは?えらくお前さんにご執心だったようだが。」
「?――ボク、一人で来たよ?」
何か不に落ちないが、さりとて周りにそれらしい気配は察知できなかった。
――疲れてるしなぁ。
傷はマイナが治してくれても、精神的な疲労、体力までは呪文では治せない。
……二人は十階まで辿り着いていた。
「さすがに疲れたな。一休みして良いか?」
「うんっ!……ジュースとか、おかし、食べる?」
「……そんなもの、持って来たのか?」
ぴょんっと、懐から降りると、首の後ろのアプリ倉庫から、色々と取り出す。
「おいしぃ〜よ?」
「ま、いっか。」
ムサシも、階段に座り込む。
と、オレンジジュースが一人分しかない。
「オレは良いさ。マイナ、飲みな。」
「みゅ〜……!
――じゃ、増やそぉ♪」
「は?」
ムサシは、マイナがハッカーである事を失念していた。
「『みるきぃうぇいぱらだいす〜』
――めるとっ、マルチプルコピー、ラン♪」
紙コップから、ジュースが溢れ出す。
すぐさまぼこぼこと凄まじい量の流れとなり、階下へと、オレンジジュースの洪水が流れて行く。
「おい?……これ、いつまで増えるんだ?」
すくって飲んでいるマイナに尋ねる。
「ん?――もう良い?」
「あ、ああ……そろそろ、行こうか。」
ムサシは、階下に流れて行ったオレンジ色の悲劇を想像しつつ、先に進む事にした。
お菓子の後片付けが済み、ようやく再出発出来る頃――
次の団体さんが、ムサシの前に立ちはだかった。
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やっぱり、近くにいるんでしょうか?アルさん(爆)
ちなみに、ムサシに渡してたお菓子類は、あの時盗んだものです。
ムサシ、がんばる 投稿者:ムサシ 投稿日:2000/08/03(Thu) 03:08
「やっと追い詰めたぞ!」
ムサシを挟むようにして数十の中華男が立ちふさがる。
「ふぅ・・・」
ムサシは面倒くさそうにため息をつくと、懐に視線を落とす。
「なぁマイナ〜」
「ん?なぁに〜〜?」
ぴょこんと顔を出す。
「えっと、ぐるぐるまわるのってすきか?」
「ん〜〜、ジェットコースター?」
「まぁ、そんなところかな?」
「うん!好き〜〜♪」
無邪気な笑顔が返ってくる
「そうか・・・んじゃいくか・・・っと!」
言い終えるや否や、ムサシの姿が消える。
「な!?」
「どこ・・・ぐぁ!」
ムサシの脚力は壁のみならず、天井までも『地面』の変える。
「きゃはははは☆」
マイナの笑い声がこだまするなか、次々と倒されていく中華服。
数秒後、完全に動かなくなった男達の中心にムサシはたっていた。
「さて・・・雑魚は片付けた・・・いいかげん出てこいよ、中ボス!」
「気づいていたのですか?さすがといったところでしょうか?」
道士風の男が影から出てくる。
「選択肢は二つだ・・・倒されるかシリンのいるところに案内する
か、好きなほうを選べ」
道士は余裕の笑みを浮かべ、あごに手を当てる。
「ではもうひとつ選択肢を増やしていただこう。あなたの死というね!」
それが戦いの合図となった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
さあ中ボス戦!
ムサシ、大ピンチ!! 投稿者:飛燕(かっちん) 投稿日:2000/08/03(Thu) 09:51
道士は余裕の笑みを浮かべ、あごに手を当てる。
「ではもうひとつ選択肢を増やしていただこう。あなたの死というね!」
それが戦いの合図となった。
その時、ムサシの背後から突如、飛燕が現れた。
ムサシを挟むように道士と飛燕が戦闘態勢に入った。
「俺の名は飛燕(ヒエン)だ。そなたの名前を聞かせていただこう」
「俺の名はムサシだ」
「そんな名前聞いたことないな。きっと下水を住処とする野ネズミのたぐいだろう」
「俺を挑発しようとてムダだ」
「流石、挑発に乗らぬとはムサシなかなかできるな」
「飛燕殿、ムサシは連日の武術大会の疲労が重なり先程の戦闘でかなり疲労困憊しているのでムサシ本来の力が発揮できないようです。」
「道士殿、その通りですな。ムサシはわれわれの陽動作戦に乗りかなり疲労困憊している今が叩くチャンスです。」
道士と飛燕に挟まれた恰好でいるムサシは先程の戦闘でエネルギーを使い、実際かなり疲労困憊している。
飛燕はムサシに嘲笑した。
「ムサシ、冥土の土産に教えてやろう。おまえの探している仲間は此の階の奥の部屋にいるよ。だが生きて帰れると思うなよ。ではいくぞ!」
ムサシの背後を飛燕の太刀が振り下ろされた。
ムサシ前方にいる道士がアプリ倉庫からログクラッシュ違法魔法を取り出しムサシにかけた。
「書庫解凍(メルト)!ログクラッシュ実行(らん)!」
同時に、ムサシの死角の物影から刺客が放った弓矢がムサシ目指して突き進んでいる。
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道士の違法魔法、飛燕の太刀、刺客の放つ矢に、疲労困憊のムサシさんは大ピンチ!!!
一同の混乱 投稿者:ルフィー(神永 緒忍) 投稿日:2000/08/03(Thu) 22:14
「どうして・・・・・・・・そんなことしちゃうの!! たった一人で行くなんて無茶な事に決まってるわよ!!」
ルフィーは思わず声をあげた。
「ルフィーさん、もう少し落ち着いたほうがいいんじゃないの? 敵はどこにいるのかわからないのよ。」
アピアにそう諭され、ルフィーは気を取り直してこういった。
「いないのは5人ね。でも、残ったメンバーでどういった作戦を取るのがいいのかしらねぇ。」
「本部に行くメンバーがもちろん必要でしょ。でも、それ以外に、何をしたらいいのか・・・・。」
「うーん。」
皆が考え込んでしまっている。一人や二人ならともかく、結構な人数がそれぞれに思い思いの作戦で、本部襲撃に
向かってしまったことで、残されたメンバーは一様に混乱してした。特に、ムサシがいなくなってしまったことは
大きいようである。
「ねえ、姉さん。ちょっと外の風に当たってきていい? 何か思いつくかもしれないし・・・・。」
「うーーん。まあ、いいわ。 でも、くれぐれも勝手な行動は慎むことね。相手は巨大な組織であるということを
忘れてはいけないわよ。」
「心配しないで、姉さん。遠くに行くわけではないから。」
そういうと、ルフィーは部屋を出て外にむかった。
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久しぶりの書き込みです。
さあ、ルフィーは何をする気なんでしょうか?
そして残されたメンバーの作戦とは?
この作戦会議って、宿で行われているんですよね?
私はそう解釈したのですが間違っているようであれば
おしえてください。
疲れて、手加減できないんだよねぇ・・・ 投稿者:ムサシ 投稿日:2000/08/04(Fri) 01:22
ムサシの眼前の矢が迫る。
それを最小の動きで避け、飛燕の太刀筋を見極める。
そこへ道士の魔法がムサシにかかる。
一瞬ムサシの動きが止まる。
「いまだ、死ねぇ!」
飛燕が迷いも無く斬りかかる。
「かかったな」
「な・・・に?」
飛燕の太刀を見切ってかわし、一閃する。
飛燕は声すら上げずその場に倒れ伏す。
慌てる道士。
「なぜだ!なぜ魔法が効かない!?」
刀を鞘に収め、ゆっくりと振り向く。
「知らないのか・・・魔法ってのは抵抗できるもんなんだぜ」
「ばかな!そんなの普通の人間の精神力じゃ・・・」
道士の言葉が止まる――止められた。
ムサシの表情は冷たかった。
それは道士が見たことのある表情と同じだった。
――ボスのフェイ=ツォウインの視線と。
「お前・・・里を馬鹿にしてるな・・・」
「里・・・あの『里』か!しかしムサシなど聞いたことが・・・」
それが道士の最後の言葉になる予定だった。
ムサシは相手を本気で殺すつもりだった・・・マイナの声が無ければ。
「おいちゃん、どうしたの?」
一瞬ムサシが硬直し、直後一閃して道士を気絶させる。
軽くため息をついたムサシの表情はいつもと同じだった。
「なんでもないよ、さて・・・いこうか?」
「うん♪」
(まさかマイナに助けられるとはね・・・)
苦笑を漏らし、歩き出そうとしたが、そこがムサシの限界だった。
(疲労と精神が極限に達したか・・・くそ!こんなところで体が動かなくなるなんて・・・)
「おいちゃん、どうしたの?」
マイナの声もほとんどムサシには届いてなかった。
混沌とする意識の中、マイナをどうするか必死で考えをめぐらせる。
「なぁ・・・下に行ってジュースを買ってきてくれないか・・・」
「ん?いいよぉ!」
下は先ほどの洪水で壊滅しているはずである、そこにいけば安全
だろうとムサシは判断した。
「さて・・・しばらく休むか・・・・・・」
ムサシは迫り来る暗い闇に身を任せた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
相打ちですねぇ
ムサシ、無防備ですよ(苦笑)
お助けウーマン? 投稿者:アピア 投稿日:2000/08/04(Fri) 01:48
唐突に、本当に唐突にアピアが口を開いた。
「みんな場所知ってるんでしょ?だったら行けばいいじゃない」
全員の視線がアピアにあつまる。
「あほ!こんなばらばらの状態で行ってみい!被害がふえるだけやないか!」
ガルが怒鳴る、今にもつかみかからん勢いだ。
「馬鹿ね・・・動かなければ、変化は起こらないのよ」
「わかってるわ!せやけど・・・」
ガルが拳を握り締める
「何かあるの・・・?」
「一人のために大勢の命を無駄にできんだけや・・・」
「そう・・・なら私はいこうかし・・・?」
懐に何か違和感がある。
なにか見慣れないものが入っている。
「なにかしら?」
それは赤い小さな風鈴と、一通の手紙だった。
開くと、一行だけ書いていた。
「俺に何かあったら、これをステフにあげてくれ・・・って、遺言?」
アピアの表情が青くなる。
「く!」
ガルの手から血がにじむ。
「わいは行く!ここにいるみんなの指揮はアピア、あんたに任せた!」
「ちょっと!何かってに・・・」
アピアが言い終えるより先にガルが飛び出していった。
「・・・ふぅ・・・本当に単純なんだから・・・さて、みんなはどうするの?」
アピアは残りの一同に視線を投げかけた。
小鳥達の小さな子守唄 投稿者:ステファン=ノティス 投稿日:2000/08/04(Fri) 02:30
ピシャ…ピチャ……パシャ………
9階に続く階段からゆっくりと上がってくる足音がする。壁に映った影には、周りを飛び交ういくつかの小さな影が見て取れる。そして、足音の主はムサシの前まで来て歩みを止めた。
「………意外にのんきなやつだったんだなぁ。無防備で寝ちまってるじゃん」
呆れ顔でムサシを見下ろしていたのは、先ほどの小鳥達の半分を連れたステフだった。始終離れることなく周りを飛び回っていた鷹の姿は今はない。
軽くつついても起きない位に熟睡してるムサシの奥に視線を向ける。小鳥達の情報ではこの先――10階の奥にシリンらしき人物を見たということだった。しかし、身動き一つしなかったと言うのが少々気になるが。本来なら一刻も早く助けに行ってやるべきなのだが、『もしもそこに敵のボスがいたら』と考えると、いくらなんでも一人で行くのは心もとない。頼りのムサシはこの通りだし、ムサシが回復するのを待つしかなかった。いつ敵が来てもいいように杖を握り、召喚カードや魔法カードを数枚用意しておく。
そして、微かに寝息など立てているムサシを小さな子供でも見るような目で眺め、耳をぴくぴくと動かして神経を研ぎ澄ましながらも、自身の緊張を和らげるために消え入りそうなほど小さな声で、子守唄を口ずさみ始めた。
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とりあえずムサシの護衛にステフをつけました。
ここで敵がきたら……グリフォンとか出すのは意味がないから、やっぱりショートソードを使う羽目になるのでしょうか?
ステフの買ったショーとソード、どんな効果のあるものなのかまだ考えてないです。
実は熱血系?(笑) 投稿者:ガル 投稿日:2000/08/04(Fri) 03:22
「俺は行く!ここにいるみんなの指揮はアピア、あんたに任せた!」
「ちょっと!何かってに・・・」
アピアが言い終えるより先に、ガルは宿から飛び出した。
そのまま、全速力で街中を駆けていく。
「変身できれば楽なんやけどな」
独り言を呟きながら、先ほどの自分の台詞を思い出し赤面する。
「つい熱くなりすぎたな…柄にも無いことゆうてしもた」
まだ知り合って間もないが、妙な居心地の良さをこのパーティーに感じていた。
「まだおしまいにすんのは早すぎるっちゅうもんや!」
ガルは走りながら額のバンダナを器用に締めなおす。
「今回も頼むで!幸運のバンダナちゃん!」
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さて、ビルに向かいましたが、ガルがやれること残ってるといいな(笑)
眠いので、これだけ(自爆)
眠りこけたムサシ、捕獲される!! 投稿者:飛燕 投稿日:2000/08/04(Fri) 08:58
疲れて眠り込んでいるムサシのボデーガードを務めるステフの前に突如、
龍尾ボスのフェイ=ツォウインが部下30名を引き連れて現れた。
フェイ=ツォウインは気絶している道士を目覚めさせ、ムサシの一撃で深手を負って気絶している飛燕に
回復魔法を施した。
「書庫解凍(メルト)!回復実行(らん)!」
まもなく飛燕は、元通りの元気な姿になった。
「小僧、おとなしく降伏しなさい。命だけは助けてあげます。さもないと怖い目に遭いますよ」
「嫌だ〜!」
「小僧、その杖を離しなさい。さもないと人質の仲間に危害が加えられますよ」
(ボスは魔法の杖を見抜いている。くそ〜!)
「うっ〜!」
ステフが一瞬考え込んでいる隙に30名の人民服兵が眠り込んでいるムサシとステフを引き離し、ステフを威嚇しながら
眠り込んでいるムサシにロープをかけて捕獲にとりかかった。
「敵将、ムサシ捕獲しました!」
「みなのもの、勝ち鬨をあげよ」
「えぃえいおー!龍尾組万歳!フェイ=ツォウイン様、万歳!!」
ムサシはロープにぐるぐる巻きにされながら眠っていた。
「所詮、お前は子供よ。一人で何が出来る!おとなしく降伏しなさい」
「俺は、降伏しない!」
「では小僧、見逃してあげるから、早くこの奥の部屋にいる仲間のもとへ行きなさい」
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疲労困憊のムサシはついに龍尾組に取り押さえられました。
襲撃グループのリーダー的存在のムサシを取り押さえ、龍尾組はますます士気を高めています。
敵に囲まれて孤軍奮闘のステフさんは、凄腕の龍尾の敵と戦うか、または奥の部屋に拉致されているシリンさんの元へ駆けつけるか
大いに悩んでいる様子です。
ムサシさんの言いつけでジュースを買いに下の階に行ったマイナちゃんは、どうしたんでしょうか?
お荷物もって大脱走☆ 投稿者:ステファン=ノティス 投稿日:2000/08/07(Mon) 01:23
ステフは無言でツォウインを睨みつけ、ちらりとムサシを見る。ムサシが相変わらずロープで縛られたまま熟睡してるのを見て舌打ちをする。
「小僧、私は見逃してやると言ってるのですよ。ムサシのことは諦めて少女の元へ行きなさい」
二度目のツォウインの言葉にも、ステフは頑として動こうとはしなかった。
「嫌だね。第一おれは小僧じゃない」
その様子に痺れを切らした人民服達が無言の圧力をかけ始めたその時だった。
バサバサバサ!!
羽音とともに数羽の鳥達が奥から飛んできて、ステフの周りを囲むように飛ぶ小鳥達に混じる。その中の一羽がステフの肩に止まり、ピィピィと鳴いている。その様子を見て人民服達は警戒心を強め、ステフの一挙一動に注意を集中させる。
「お前が少女の元へいかぬのならば、ここへ少女を連れ出し、目の前で首をかき切ってあげましょうか?」
その言葉を聞き、ステフの顔に嘲笑が浮かぶ。
「できないことは言うもんじゃない。あんたらにとって、シリンは大事な商品だろ?殺しちまったらせっかくの儲け話がパァになっちまうんだからな」
ツォウインからの答えは沈黙だった。それを確認すると、ステフは言葉を続ける。
「それと、おれは仲間を見捨てて一人だけ助かるのは嫌なんでね。是が非でもムサシは返してもらうよ?」
それを聞いて今度はツォウインが嘲笑をもらす。
「馬鹿な子供だ。お前一人でこの人数にかなうと思っているのですか?なにより、ここでムサシを見捨てていかなければ奥にいる少女は助けられないと思いますが?」
「奥にあるのは偽者だけだ。この子達が教えてくれたよ。それに――」
罠を見抜かれ、人民服たちの間に一瞬の動揺が生まれた。
「――かなうかどうかは、やってみなきゃわかんないさ!」
ステフが叫び、それが戦闘開始の合図となる。小鳥達が一斉にステフの元を飛び立ち、人民服達をかすめながら階下へと逃げてゆく。
「データロード、ファイアエレメンツ・復元(ラン)!蹴散らせ、ファーちゃんっ!!」
ステフの召喚したファイアエレメンツが人民服達に襲い掛かり、炎を撒き散らす。その隙を突いて、ステフは縛られたままのムサシを引っつかむと、迷わず下り階段に向かって走る。しかし、その後ろに飛燕が迫り、ムサシを掴むステフの腕に向かって太刀を振り下ろす。しかしステフは振り返ることなく、太刀が当たる一瞬早くムサシを放り出すと、召喚したファイアエレメンツに新たな命令を下す。
「燃え盛る炎達よ、壁となって道をふさげ!」
ステフの掛け声とともにファイアエレメンツにより、ステフ達と敵を隔てるように炎の壁が出来上がる。舌打ちする飛燕を背に、ステフはムサシを引きずりながら階段を下りてゆき、階段の踊り場を遠心力に任せて勢いよく曲がる。そこには、見知った顔の男がいた。
「げげ!なんやぁっ?!」
「うわっ?避けろ、ガルっ!!」
どっしーん!
避けられるはずもなく、正面衝突したステフとガルは、眠りこけたムサシとともに階段を転げ落ちていった。
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とりあえず逃げっ!(爆)
シリンの正確な居場所はいなくなった鷹君が調べてくれてます。
とりあえず、皆を回収して他のメンバーに知らせに帰るかな?
そーじゃないと逆に奇襲されそうだし。
ま、その辺の判断は誰かにゆだねましょう(爆)
書き込み待ってた方、遅くなりました。すみません
ふぁ・・・・・ 投稿者:ムサシ 投稿日:2000/08/07(Mon) 03:12
――なんかごんごんするなぁ・・・・・・
ぼやけた頭で浮かぶ単語なんてたかが知れている。
どかん!
激しくなにかとぶつかる
――痛いなぁ・・・・・・
うっすらとまぶたを開ける
――ステフとガルが絡まってる・・・・・・
入ってきた情報を頭の中で反芻する。
それが脳に染み込むのに数秒を要した。
――どういうことだ?
そこで体の自由が奪われているのに気づく。
――そうか・・・・・・そういうことか・・・・・・
疲労もなんもその、体中に力が湧いてくる。
「ガル・・・・・・今度こそゆるさないからな・・・・・・」
手に握っていた刀をずらし、ロープを切る。
そこにちょうど龍尾組部下達が駆けつけてきた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
さって、こんなとこかねぇ
ムサシ、ステフ、ガル、マイナ脱出に成功 投稿者:ワタル(かっちん) 投稿日:2000/08/07(Mon) 10:07
「ガル・・・・・・今度こそゆるさないからな・・・・・・」
ムサシは手に握っていた刀をずらし、ロープを切る。
そこにちょうど龍尾組部下達が駆けつけてきた。
7階の踊り場にひょっこり現れた人民服を着たワタルはムサシたちに7階のドアを開けて隠れるように指図した。
「内輪もめしてないで静かにしてこのドアの内側に隠れてください」
間もなく、ステフたちを追ってきた龍尾組部下達が人民服姿のワタルと遭遇した。
「襲撃グループは、あっちの方向に逃げていきました」
「それ、追いかけろ!」
龍尾組部下達はワタルの指し示した方向に走っていった。
「7階奥の反対側の階段にみなさんを誘導しますが、部屋には罠が仕掛けられてますから僕のあとを離れずについてきて下さい」
その時、室内の椅子が突然倒れた音がした。
「誰だ! 」
「なんだぁ〜、ムサシのおいちゃんたちか。ムサシのおいちゃん、ジュースいる?」
そう言いながら机の下からマイナが現れた。
ワタルは罠の仕掛けられている場所を巧みに避けながら、ムサシ、ステフ、ガル、マイナを反対側の階段に無事に誘導した。
「エレベーターで降りちまった方が早いでぇ!」
「エレベーターに罠が仕掛けられてます」
自ら罠にかかったワタルは苦笑いしながらガルに応えた。
「10階の奥の部屋にはシリンさんはいません。シリンさんの衣装を着たダミーでみなさんを誘い罠で一網打尽にする仕掛けです」
「うん、俺の仲間たちの知らせで分かっている」
ステフはワタルに相づちをした。
ムサシは先程、ステフとガルが絡まっている光景を思い浮かべてガルの胸ぐらを掴んだ。
「あれは、誤解やでぇ・・・」
ステフがムサシを制した。
「龍尾組に掴まったムサシを助けるために階段を駆け下りたら転んで、救援に来たガルとぶつかっただけなんだ」
「そうか、ステフが俺を助け出そうとしてくれたのか」
ムサシは事の真相がようやく理解出来た。
「ムサシのおいちゃん、抱っこして!」
あたかもカンガルー親子のようにマイナがまた居心地の良いムサシの懐にもぐりこんでしまった。
「みなさんは、ひとまずここから逃げてください。僕は引き続き龍尾組に潜入してシリンさんの在処を確かめてみなさんに連絡を入れます」
ムサシ、ステフ、ガル、マイナたちは階段を駆け下りて、龍尾本部ビルを無事に脱出してセピアたちのいるメンバー達の元へ帰っていった。
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ムサシさん、ステフさん、ガルさん、マイナさん達はワタルの機転で無事に龍尾本部ピルから脱出に成功しました。
ワタルは引き続きシリンさんの在処を探るために龍尾組に潜入し続けます。
それにしても龍尾は手強い!!
囚人と見張り番三人組 投稿者:シリン=ダー(みねの) 投稿日:2000/08/07(Mon) 13:33
そのころ、大事な商品であるシリンの見張り番として、宗以外に王、李の二人の人民服が追加された。二人とも龍尾に入ってかなり経つ、信頼できる構成員であり、宗の友人でもあった。
「あのぉ〜」
「何だ、大人しくしていろ。今うちは大変なときなんだからな」
「ほぇ?そうなんですかー?大変ですねぇ」
「なっ……!」
思わず怒鳴りそうになった李と王を、慌てた宗が引きずって離れたところまで連れて行く。
「アイツは、自分が誘拐されただなんてこれっぽっちも思っちゃいないんだ。騒がれない方がこっちの作業に都合がいい」
シリンは、三人の様子をぽけ〜、っとした様子で見ていた。