ここに来てやっと合流(爆)。 投稿者:アレイク(うなぎ) 投稿日:2000/07/25(Tue) 00:33

アレイクはその場にひざまつき胸に手を当て、既に目の前から姿を消したカッツェに対して敬意を表していた。
バグの発生した座標は危険この上ない。彼女は自らのデリートをも覚悟の上で、ルネリオを救出しに行ったのである。
『伝説の賢者』シュバルツカッツェはゼフィロスのデリートとともに消えたと彼女は言っていた。
しかし、アレイクにとって彼女は紛れも無く伝説の賢者であり、この先も崇拝し続けるであろう。
「さて‥‥」
感慨深げな顔で立ち上がるアレイク。そしてカッツェから授かった"ログクラッシュバスター"をアプリ倉庫へとしまう。
「始めてお目に掛かる方もいらっしゃいますね。私、アレイク・ハードラと申します。以後御見知りおきを」
周囲に視線を巡らせながら簡潔に自己紹介を済ませる。
「話はだいたい伺っております。シリンさんは直接知りませんが、ハッカーの組織集団である『龍尾』は私も兼ねてからその存在について探ってまして、いつかは立ち向わねばと思っていたところです。ぜひとも私も力にさせていただきたい」
ハッカー狩りをする内にその行為に愉悦を覚え、自らもハッカーと変わらぬ存在になってしまった事に気づき始めた彼は、人を助けると言う行為によって失った何かを取り戻そうと考えていた。
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困った。溶け込めない(笑)。よし、一人誰かと仲良くなろっと。

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襲撃に備える『龍尾』組 投稿者:飛燕(かっちん) 投稿日:2000/07/25(Tue) 11:09

シリンを誘拐したあの、道士姿を従えて龍尾のボスのツォウインは薄暗くじめじめとしている裏路地をとぼどほと歩き
やがて店先にトカゲの干物が陳列されている漢方薬店に入っていった。
『いらっしゃいませ。何をお求めでしょうか?』
『精の付くドラゴン漢方薬を調合して欲しいのですが』
『ドラゴンですね、少々お待ち下さい。』
ツォウインと店主の暗号が交わされた。
やがて店の奥から辮髪(べんぱつ)をした身長2m余りの体格のいい人民服姿の大男が出てきた。
『これはこれはツォウイン様、わざわざのお越し痛み入ります。』
『飛燕(ヒエン)、そなたの力を貸してくれぬか?』
『ツォウイン様のご指名とても光栄に存じます。ちょうど、ひと暴れしたいと思っていたところです』
カンフー、剣術の得意な怪力の大男、飛燕(ヒエン)が道士姿に紹介された。
『ハドソンの裏切りで敵の襲撃が予想されるので飛燕(ヒエン)殿が加われば鬼に金棒です。』
『ふてぶてしく『龍尾』になぐり込みかける連中を地獄に叩き込んでやる』
『ツォウイン様、急ぎましょう。本部にて仲間達に警戒を指示します。襲撃に備えて罠を仕掛けます』
『おっ、これは頼もしい輩たちです。我らの組織の力を連中に思い知らせてやりなさい』
ツォウイン、道士姿、飛燕(ヒエン)とその部下たちはアクシス最大のハッカー組織『龍尾』のある本部ビルに出かけた。

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龍尾のボスが登場したので、調子に乗ってサブキャラ 飛燕(ヒエン)を登場させました。
アクシス最大のハッカー組織『龍尾』には、まだまだ強敵のキャラ達が続々登場しそうです。
シリン救出作戦は大変な困難が予想されます。救出のメンバーの皆さん、くれぐれもご用心めされ!

サブキャラ登録
名前: 飛燕(ヒエン)
性別:男
年齢:25歳
種族:人間
職業:武術家
備考: カンフー・ 剣術が得意。
   人民服を着て頭は中国独特の辮髪(べんぱつ)姿で身長2m余りの体格ががっちりし怪力の持ち主。

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朴哲周の本領 投稿者:朴哲周(グルタミン) 投稿日:2000/07/28(Fri) 22:35

 セピアたちが戦略を練っているところへ、一人の男が通りが
かった。男は、朴哲周がそこにいるのを見つけると、目を伏せ
て足早に通り過ぎようとした。
「おめぇ、なに逃げてんだよ!」
 素早く朴が左足を出したかと思うと、それに当たって倒れか
ける男の襟首をつかむ。
「いや、朴の旦那、そんな逃げようなんて、そんな」
 失敗したような卑屈な愛想笑いを浮かべる中肉中背の男。
「この男の方は?」
 豹変する朴に少なからず驚きながら、セピアが尋ねる。
「いや、こいつは謝(シャ)といってな、別の賭場で俺に6千
Gも借金を負っていながらしらばっくれてる野郎でな」
「何だ、借りた金を返さないのか。悪い奴であるな」
 単純に理解した中島上等兵が筒先を向ける。
 何ゆえか兵士が朴の仲間にいることに驚いた謝は窮地に立た
された様子で肩を震わせて下を向いている。
 一同は自然に振舞っているのだが、謝は大勢の朴の仲間にい
わば取り囲まれたと感じており、とどまる所のない恐怖がこみ
上げている。
(俺、データ初期化されて売られるんだろうか…)
 朴の言葉が重くのしかかっている。
「で、どういうことなんだ? 説明して貰おうか。利息だけでも
入れてくれなきゃどうもなんねぇぞ? あ?」
「いや、もう少し待ってください。あとちょっとなんです。そし
たら朴さんにもお金返そうと思って。あとちょっとなんですよ。
ほんとうに、今回ばかりは間違いないっすから」
「そういって今まで逃げてきたんだろうが! ゼニの入金ほど不
確かなもんはねぇんだよな」
「いや、今回はマジっす。仕事の方で上手くいきそうなんで」
 必死に弁明する謝。
「そんな事いいからさ、これから一仕事するわけだしさー、お前
の人脈使ってこいつのデータ初期化して売っ飛ばしちゃえばいい
じゃん。いろいろゼニも必要になってくると思うしさ」
 西崎が大変な事を面倒くさそうに言う。謝はもう泣き出しそう
だ。もちろん、たかが六千Gでそんな事をしていたら割りに合わ
ないことは、まがりなりにもC世界の裏世界に首を突っ込む男と
しては承知なのだが、早くも朴と西崎の息の合ってきたところと
でもが言うのだろうか。謝を追い込んでいるのだ。
「まぁ、俺も鬼畜じゃねぇからよ…そいうやお前もなんか裏の商
売してるって聞いたけど?」
 朴が「金が入る」というその仕事の内容を聞き出そうとする。
「いや、そればかりはちょっと…」
「あんだぁ、それとも初期化されてぇか!」
 ロッキーが謝のうなじをなでた。
「ひぃっ!」頭をかかえてうずくまる謝。
中島上等兵がいらいらし始めている。
「これから大事なときだってのに何を時間を割いておるか! ほ
ら、貴様も顔をあげい」
 といってこずいたのは靴先ではなく、38式歩兵銃。もちろん
安全装置はかかっているのだが、完全にウロが来てしまっている
謝にはそこまで見えない。
「ひぃぃぃ!」と悲鳴をあげ、あわてて転げまわる。
 転げまわった先で薄く目を開ければ、そこにはワタルの剣先。
「ゆ、許して〜、本当に返せますから〜」
「少しはその人の話も聞いてあげたら?」
 このような男どもの様子に、セピアが助け舟を出した。
「そうですね。僕たちもあとがあるわけですし、とりあえずこ
こは話をして片付けたほうがいいですよ」とはワタル。
「ですから、ちょっと仕事の方で…」
「その仕事ってのを説明しないと朴さんも納得しないんじゃな
いの?」
 謝にとって地獄に仏、いや女神とも思えたセピアの言葉に謝は
ようやく口を割った。
「……ですから、俺が言ったってことは絶対内緒にして欲しいん
ですけど、イキのいい初心者の確保に成功したんですよ…それが
売れれば大金が入りますから…」
――――全員にどよめきが走る。
「っき、貴様ぁッ!貴様はなんとやらの人攫いの組織に属しているのかッ!? 天に代わりて討ってくれるッ」中島上等兵が興奮
して38式歩兵銃の筒先を向ける。
「ま、待って。この人から情報を聞く方が先よ!」
 あわててセピアが中島上等兵を制する。

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道案内させても、スパイにしてもいいですね。

里と龍尾 投稿者:ムサシ 投稿日:2000/07/29(Sat) 01:00

みんなと合流し、終始無言でやりとりを聞いていたムサシだが、
龍尾の名前を聞いて微かに眉を上げる。
「なんや、なんかあったんか?」
それを見逃さずガルが聞いてくる。
「ん?ああ、そうだな・・・・・・里って知ってるか?」
「なんや?突然やな。知らんわけないやんけ、ヤマトの自立戦闘街のことやろ?」
「ああ、龍尾のボスはそこの出身だ」
「なんやて!」
一同驚愕の表情を浮かべる。
――里
純粋に力を求め、それだけのために生きているやつらが集まり、日々鍛錬している街。
当然最初は街として認定されず、また危険性を指摘され過去幾度となくカロンが送られた。
そのたびに返り討ちにあい、仕方なく街として登録した。
しかし、街といっても人の出入りはほとんどない。
里に入る方法は二つ、テストに受かるか、スタートしたときに偶然里から始まるか。
「そ・・・それほんとうか?」
「嘘言ってどうする。俺とあいつはほぼ同時期に里に入ったからな」
『な!!』
全員が信じられないといった表情になる。
「・・・こ・・・こんな天然ボケでも入れるもんなんか・・・」
「まてこら・・・っていっても・・・・・・俺の場合はスタートがここだ
ったんだ。だが、フェイは違う、試験をしたやつを殺して入って
きたほどだ。実力は半端じゃない」
「・・・勝てるんか・・・俺たち・・・」
急に意気消沈する。
「心配ない・・・やつは俺がどうにかする・・・過去に少し因縁もあ
るしな。それよりみんなは、雑魚とシリンの救出を担当してくれ」
それぞれが何とか力を振り絞り、返事をする。

そういやガルって…… 投稿者:シリン=ダー(みねの) 投稿日:2000/07/29(Sat) 02:04

 ちょうどその時、ステフと、反対側からクトファーがほぼ同時に彼らのいる所にやってきた。
「あ、ガル、兄貴」
「ステフ、カッツェ様はルネリオ救出に向かわれた」
 アレイクはステフにカッツェとの会話について説明した。
「そっか、じゃあこれで全員だな?」
「ステフ、これは一体どういうことなんや?みんなえらい辛気くさい表情しとるやんけ」
 その時、実はまるでわけがわからなかったガルが口を開いた。
「それに全員、って、シリンの奴何処にいきおったんや。あいつのことだから会場内で迷子になってるとか?」
 彼の台詞に、一同呆気にとられた表情になってしまった。
「まさか――だれもガルに説明してなかったのか?」
「は?」
「シリンは誘拐されたんだよ!よりによってアクシス最大のハッカー組織の連中に!」
「なにぃ〜〜〜〜〜!!」

 一方そのころ、当のシリンは。
「え〜、ムサシさん優勝辞退しちゃったんですかぁ?つまんないですぅ。せっかくお祝いパーティーとかやると思っていたのに」
 相変わらずお気楽な監禁ライフを送っていた。

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ガルでも判る現状説明入門 投稿者:ガル 投稿日:2000/07/29(Sat) 03:13

「お前何も知らないで俺の話に相槌うっていたのか!?」
「いや…そのなんや…その場のノリでっちゅうか…」
ムサシの気迫に思わず一歩後ろに下がるガル。
「まったく…」
ムサシは溜息を一つこぼすと、事のあらましをガルに説明し始めた。
所々にセピアや中島、ステフに朴などから付け足しをされようやく全容を理解したガルであった。

*-*-*-*-*-*--*-*-*-*-*-*--*-*-*-*-*-*--
ガルの昨晩からの行動は、結局ムサシを説得できず、一人宿に帰る→シリンが居ないことに気づくも、マイナ達の所だろうと勝手に納得→朝食をとり闘技場で試合を観戦…でした(汗)

とりあえず… 投稿者:ステファン=ノティス 投稿日:2000/07/29(Sat) 04:38

「まぁ、なんにしてもムサシはしっかり休め!ボスと戦う気ならなおさらな。んで、他のメンバーは武器の手入れや装備を整えようぜ。幸い――納得いかないけど――決勝は時間もかからず終わったわけだし、まだ十分日は高い。武器屋の類も開いてるだろ」
何故かステフが仕切り始めた。ところが、そのステフの首根っこをクトファーが掴む。
「くぉらっ!その前に外泊とドームの淵なんぞにいた理由を説明すること!皆心配してくれたんだぞ?」
それを聞いて、ステフがばつの悪そうな顔で口を開く。
「実は…そこの、アピアって人に新しい杖作ってもらってたんだ……ムサシの知り合いだっていうから………だから……」
そして、ちろっと上目遣いでアピアのほうを見る。アピアがそれに気づいて、
「そうよ。私がステフに武器を造ってあげるって言ったの。悪い?」
ちっとも悪びれてる様子がないのを見て、クトファーがカチンとくる。
「――他の仲間に…保護者に断らずに連れ出すのは誘拐って言うんだぞ?!わかってんのか、あんた!」
アピアに掴みかかろうとしたクトファーの前に、さっとステフが腕を広げて立ちはだかる。
「だめっ!悪いのは皆に伝えに戻ってこなかった俺なんだから!それこそグリちゃんに手紙を届けてもらうとかもできたのに、すっかり忘れてた俺が一番悪いの」
ステフが真剣に庇うのを見て、クトファーはちょっとびっくりしながらも振り上げた拳をしぶしぶと下ろす。
一瞬、気まずい沈黙が場を支配する。それを破ったのはガルだった。
「なぁ、とりあえず休む奴と買いもんに行く奴とに分かれて動くかへん?いつまでもここにおっても時間の無駄やろ」
皆も我に返り、頷きながら分かれ方を話し始めた。
「そういやステフ、お前まだショートソードと魔法カード買ってないんじゃないのか?この機会に買ってこよーぜ☆」
「うん、そだね。少しでも魔法が使えればましなこともあるし。ただ、買ったものを試したり慣らしたりする時間がないのは悔しいけど…」
「うーん。俺もなんかそろえに行っといた方がええんやろなー…」
「それじゃあ、俺も……」
「お前はおとなしく寝てろって言ったろが!ムサシはしっかり休んで体力の温存を第一に考えること!」
皆それぞれ自分のすべきことをざわざわと相談し始める。
そんな中、ただ一人ムサシを見つめたまま複雑な表情を浮かべるアピアがいた。

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なんか、合流してるし(^^;)
まぁいいや。
っちゅーわけで、ステフは魔法カードやショートソードを買いに武器屋に行きます。皆はどうするのかな?
ムサシはしっかり休養を取ることをお勧めしますが…?

苦肉の策のスパイ逆利用 投稿者:飛燕(かっちん) 投稿日:2000/07/29(Sat) 23:20

朴や中島たちにすっかり怖じ気ついてしまった謝(シャ)は、セピアの言葉に救われ溜め息をつき胸を撫で下ろすとシリンの居所を白状した。
『人質は龍尾組ビルに監禁されているようです』
『では龍尾組ビルの道順を紙に書きなさい』
謝(シャ)はセピアに差し出された紙に龍尾組ビルの道順を書き終わると彼女に手渡した。
『謝さん、龍尾組に戻り人質の監禁されている部屋と龍尾組ビルの見取り図を探ってきてください』
セピアが言い終わるや朴が謝に一喝した。
『セピアさんに言われたとおりにすることだ。さもないとお前のデータを初期化して売り飛ばすことになるからな』
命拾いした謝は解放されると龍尾組に戻っていった。
『ステフさんたち武器屋に出かけたみたいだけれど、ルフィーも弓矢などを仕入れた方がいいわね』
『姉さんの武器は?』
『わたしには愛用の剣とビットがいるし、トートさんから買い入れたバダックス銅のストロー杖を今回試してみるわ』
『ワタルの武器は何なの?』
『アハハハ・・・・僕は武器は持ってません。この腕と足と この頭が武器のようなものです』

龍尾組本部ビルに戻った謝はセピアたちから命じられた人質シリンの監禁場所を探してエレベータで10階に向かった。
謝は10階に到着すると見張り番にタバコを差し入れし奥の部屋の人質シリンの様子を出窓越しに覗き込んでいた。
シリンは差し出された食事は残さず食べるしテレビを見たりして監禁されていることを全然感じていない様子に謝はあきれていた。
謝の挙動不審な様子を察していた飛燕(ヒエン)は、窓越しにシリンの様子を覗いている謝を背中越しに持ち上げると詰問した。
『お前、こんなところで何をしている?』
『飛燕兄貴ではないですか。中にいる小娘が可愛かったもので・・』
『あの小娘は龍尾組の資金源になる大事な商品だ。ツォウイン様がお呼びだ』
飛燕は謝をツォウインの部屋に連れていった。
『謝、お前の行動は先刻承知です。組織の裏切り者としてハドソンのように始末することにします』
『ツォウイ様、どうか命だけはお助けを・・・今後とも組織のために一生懸命働きます』
『謝、お前はスパイとして働いてもらう。人質のいる部屋を彼らに報告しなさい。龍尾組本部ビルの見取り図を書いておきましたから持って行きなさい』
『ツォウイ様、やつらは朴哲周、Cヤマト兵士3人、いかれたピンク野郎、学生服男、女数名とガキども、黒スーツの気障野郎、羽人間、銀色の髪の男、黒い法衣の聖職者、サムライ・・・・たちです。サムライの名はムサシとか言ってました』
『おっ、懐かしい名前だなぁ。ムサシが加わっているのですか。謝、やつらの行動を随時報告するように。では彼らに報告に行きなさい』
謝はツォウインから手渡されたビルの見取り図を持ってセピアたちのグループに帰っていった。
『ツォウイン様、謝をスパイのスパイとして使うなんて流石です』
『謝はまだ利用価値がある。用済みになればハドソン同様に処分することにする。道士を呼んできなさい』
飛燕は道士をツォウインの部屋に連れてきた。
『ツォウイン様、お呼びですか?』
『お前のログクラッシュに敵も用心して対抗魔法で応戦してくることが予想される。黒い法衣の聖職者といえばハッカー狩りのアレイクのことだろう。お前にわしの秘伝の魔法を伝授しよう』
ツォウインは道士姿に『アンチログクラッシュバスター』を授けた。
『飛燕、あの小娘のデータコピーを急がせなさい。その後、10階にいる小娘を龍尾の別荘に連れて行きなさい。10階の部屋には小娘の衣装を着せたダミーを置いておきなさい。各階とエレベーターに罠を仕掛けなさい』
『ツォウイン様、流石、頭が切れます。襲撃グループは我々の罠にはまること必定です。襲撃グループを一網打尽にしてみせます。やつらのデータも龍尾組の資金源に利用出来そうです』
『幹部会から新たな強者応援者たちが間もなく加わるとのことです。飛燕、道士、部下たちに命じて手はず通りの行動するように訓練しておきなさい』

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ここであったが・・・・・・なんでしょう? 投稿者:ムサシ&アピア 投稿日:2000/07/30(Sun) 00:56

それぞれがはなれ、ムサシとアピアは宿に向かっている。
「さて、説明してもらおうか・・・」
「あら?さっき説明したじゃない?」
目線をそらし、とぼけるアピア。
「ふーん・・・で、本当の理由は?」
「なによ!女にそこまで言わせる気!?」
「な・・・?」
往来で突如叫びだす。
通行人も何事かとあしをとめる。
「なんだ?」
「痴話喧嘩か?」
「よ、この色男!」
なにやらわけのわからない野次まで飛んでくる。
「・・・おまえ・・・」
「なによ!文句あるの?」
アピアの瞳には涙が浮かんでいた。
この時点で観客はアピアの味方となった。
「なんだ!男らしくねーぞ!」
「わかれちまいな!」
どこからとも無く石まで飛んでくる。もちろんあたるわけが無いが。
「わかった・・・もういい・・・」
それだけ告げるとムサシは立ち去り、それから彼の足取りはぷっつりと消えた。
しばらくして、アピアは自分のポケットに小さな風鈴と手紙が入
っていることに気づく。

「ここか・・・」
一見普通のビル、しかしここが謝のいっていた龍尾の本拠地である。
「見せてやるとするか・・・本当の奇襲っていうのは、味方も欺く
もんだって・・・それに・・・正直あの中の誰かが死ぬのもいやだしな・・・」
つぶやき、彼は建物の中に入っていった。

懐から、愛を込めて♪〜子連れオオカミ?〜 投稿者:マイナリス=グリム(μξ) 投稿日:2000/07/30(Sun) 02:51

「なんだ、お前はっ?!」
入口と言う事もあってカモフラージュなのか、格好は特に人民服と言うわけではなかった。
「ここは私有地だぞ、勝手に入って来て良い場所じゃない。
――早々に立ちさ……」
二人目の言葉が終わる前に、ムサシは二人の横を通り抜けていた。
倒れる二人。呻き声すらあげない。
「――悪いな。オマエラの相手してる暇は無い。」
奇襲は、いかに相手の対応より早く行動するか。
そして今回は、シリン奪還と言う目的がある。
――こんな所でもたもたしているわけには行かない。

にゅるり

――?
異様な感触――としか表現できない感覚が、あった。
体に何か、張り付いている様な――

っぽむ

「おわっ!?」

胸元――懐の中で、いきなり小さな爆発が――いや、せいぜいが煙玉程度だ。
――ダメージは無い。
ふと、懐がやけに重くなっている事に気がつく。
「あう〜、おいちゃん、ここどこぉ?」
「……マ、マイナ……お前、どうやって……?」
懐には、カンガルーよろしく、ちょこんと現れたマイナが、ムサシを見上げている。
「失敗しちゃった♪」
「……何が?」
もはや頭は働いていない。
徹夜に、捜索、そして武術大会と、ムサシの疲れも尋常ではないのだ。
「う〜んとね、巧く『変身』出来なかったのっ
――だから、ちょっと今、動けないや♪」
いとも平然と負担を増やすマイナに、立ちくらみを起こす。
「……これから、オレが何をするか、知ってるか?」
「うぅん、知らなぁい♪」
「……じゃあ、いつからオレの懐に?」
「うぅ〜んとねぇ……アピアおねぃちゃんとお話してた時から〜♪」
気がつかなかったとは……疲れているとはいえ、油断したものだ。
「『変身』って、言ったよな?――何に『変身』してたのかな?」
「りきっどすらいむ〜」
「ほぉ……」
「おいちゃん……?
――疲れてるの?カイフクジュモン、いる?」
しばらく考え込んだ時間を、マイナは疲れているのだろうと取った。
「――いや、大丈夫だ。
マイナ、オレはこれからシリンに会いに行く。お前も来るか?」
「うんっ!」
「じゃあ、このまま懐に居て良いから、大人しくしてるんだぞ?」
「はぁ〜い♪」
どこまで信用出来るか判らない、気軽な返事。
だが、ムサシはそれ以上マイナの事を考えない事にした。
――もうすでにここは敵地だ。
ボスまでは、マイナを抱えて行っても、そうたいした負担にはならないだろう。
逆に、マイナを一人で帰らせると、これほど心もとない事も無い。
これ以上時間をかけても、奇襲が無駄になるだけである。

――ムサシは、懐できゃっきゃと楽しそうにしているモノを極力無視して、先を急いだ。

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ムサシのお馬鹿! 投稿者:ステファン=ノティス 投稿日:2000/07/30(Sun) 06:05

「なぁ、ステフ。もーいいかげんにしようぜぇ?これで何軒目だよぉ。いいかげん決めてくれってばさー」
さすがにうんざりした調子でクトファーがステフの肩を叩く。それもそのはず、皆と別れてからまずは魔法カードを買い、それからずっと何軒もショートソードを探して歩き回っているのである。
「むー。だぁって良さそうなのがないんだもん」
「……お前さぁ。まさかとは思うけど…マチュの頃使ってたのと同等くらいのを基準に考えてるんじゃないだろうな?」
ステフの反応にクトファーがじと目で答える。
「うー。あれっくらいの欲しいんだけどなー。使いやすいし」
 はぁ………
クトファーがこめかみを抑えながらため息をつく。
「やっぱそーか……諦めろ。あーいうのはこんなとこで売ってるようなもんじゃないんだよー」
「それぐらいわかってるさ。けど、少しでもいい奴が欲しいじゃん」
そんなことを言いながら店の中を見て回る。どれも皆見飽きたような普通のものばかり。
(ここもはずれ…かぁ………)
そんなことを考えながら、広場にあった地図を思い出し、他の武器屋の場所を確認しようとした時だった。
「――あ、れ?……ねぇ、おじさん。あれも売り物?」
そういいながらステフが指差す先には、壁に飾られた一本のショートソードがあった。
「ぅん?ああ、あれか。あれも一応売り物だよ。でも、ちょーっとじゃじゃ馬でね。使いこなせずに返品されてばっかりでねぇ。もういいかげん諦めようかとも思ってるんだけど…」
「ちょっと持ってみていいかな?」
「ああ、どーぞ」
店の主人に了解を取り、ショートソードを壁からはずす。久しぶりな重みを確かめながら、ステフは目を閉じる。それからしばらく、ステフは微動だにしなかった。
5分くらい経ってステフはゆっくりと目を開け、目を見張る店の主人に向かってにっこり笑ってはっきり言った。
「おじさん、いくらで売ってくれる?」
「それを買うのかい?!……えーと、そうだな……1000…いや、500でいいよ」
「よし、買った!」
ステフが嬉しそうに即答し、支払いを済ます。
あっけにとられるクトファーを促しながら、ステフは店を後にしようとした。
「気に入らなかったらいつでも返しに来ていいからなー?」
「そーさせてもらうよ!でも、多分それはないと思うけどね♪」
店の主人にひらひらと手を振りながら、自動ドアをくぐり外へ出る。疲れた顔のクトファーとは対照に、よほどそれが気に入ったのか、ステフは満面の笑顔でショートソードを大事そうに抱えて先を歩いてゆく。
そんな二人のもとに、一羽の鷹がステフを目指して降りてきた。ステフがそれに気づき、マントを腕に巻きつけて鷹に向かって手招きし、ちょこんととまった鷹と鳥の言葉でなにやら話し始めた。そしてしばらくして鷹の頭をなでて空に向かって放す。
「兄貴。おれちょっと他にも行くとこあるから、先に宿に帰って休んでてくれよ」
「ん?あ、ああ………?」
首を傾げるクトファーと別れ、裏路地へと入り走り出す。
「――ムサシの奴、あれほど休んでろって言ったのに!あんの馬鹿、一人で乗り込んでいきやがって……」
障害物を飛び越えて走るステフの横に、先ほどの鷹が付き添い道案内をする。
程なくして―――ステフは龍尾の敷地内にいた。

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抜け駆けは許しませんよぅ♪
ステフも潜入してやるー☆
………クトファー君、疲れて頭が回らないとはいえ、あっさり見送ってしまうなんて、保護者失格だねぇ(笑)

龍尾の蜘蛛の巣にかかり始めたセピアたち 投稿者:セヒア=インフラレッド 投稿日:2000/07/30(Sun) 09:05

謝(シャ)が龍尾本部ビルからセピアたちの所に戻ってきた。
『謝さん、ご苦労さまでした。拉致されている私たちの仲間のシリンさんの居場所は分かりましたか?』
『龍尾本部ビルの10階の奥の部屋に監禁されています』
『それで、彼女は無事でしたか?』
『ご安心ください。差し入れの食事をきれいに食べたりテレビを観たりしてすこぶる元気でした』
『それはよかったわ』
『それから龍尾本部ビルの見取り図を調べて書いてきました』
謝は見取り図をセピアに手渡した。
つづいて朴が謝に問いただした。
『よく調べてきてくれた。仲間に怪しまれなかったか?』
『朴兄貴、組織連中は仲間ですから安心しきっております。朴兄貴には借金もありますしデータを初期化されたくありませんからね』
つづいてセピアが謝に訊ねた。
『組織連中の様子はいかがでしたか。私たちの動きに警戒してましたか?』
『ご安心ください。組員の動きもいつも通りで特別厳重な警備は見られなく連中は花札などの賭博ゲームに夢中になっておりました。』
『謝さん、引き続き龍尾本部ビルに潜り込んで龍尾組の動きを知らせてください』
『わかりました。あなたがたのために一肌脱ぐつもりでいますのでこの謝に遠慮なく用事を命じて下され』
『どうやら相手は我々に警戒していない様子なので、シリンさん救出作戦はうまくいきそうね。ここに龍尾本部ビルの見取り図がありますから、みなさんと作戦を話し合いましょう』

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ワタルも単独行動で敵地に潜り込む 投稿者:ワタル(かっちん) 投稿日:2000/07/30(Sun) 15:21

『これから作戦会議を開こうと思いますが、何人かいないようだわね』
セピアはメンバーたちを一人ずつ確認していた。
『ムサシさん、ステフさん、マイナちゃん、それからジンクとワタル君もいないわ』
外出から戻ってきたアピアとクトファーがメンバーたちの顔を見ながらほぼ同時に喋りだした。
『ムサシは未だ戻っていないのかしら』
『ステフも未だ帰っていないのか』
今度はセピアが喋った。
『マイナちゃん、また迷子になったのかしら』
『姉さん、ワタル君の置き手紙みつけたよ』
ルフィーがワタルの置き手紙を見つけてメンバー達に見せた。
「メンバー皆さんに黙って抜け駆けすることをお許し下さい。胸騒ぎがするので僕は単独で敵地に乗り込みます。ワタルより」

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馬鹿を演じるワタル 投稿者:ワタル(かっちん) 投稿日:2000/07/30(Sun) 16:50

龍尾本部ビルに到着したワタルは堂々としてビルの正面入り口に向かって歩き出した。
そして入りの口のドアをノックして叫んだ。
『おーい、誰かー!!』
「───(シーン)─」
見張りはいないのか?と思ったら突然、中から人民服の見張り番たちが出てきた。
『おい、そこの貧乏学生!何か用か?』
『僕の名は二十六木渉だよ』
『にじゅうろっぽんぎわたる・・だと』
『おじさん、違うよ・・とどろぎわたる です』
『お、おじさん!?こ、このワシに向かって、おじさん!?だと。』
『いや、そんなに怒らなくても・・ところで・・・ここ、龍尾本部ビルじゃないんですか? 』
『さては襲撃グループの一味だな?ムムッ!怪しいやつじゃ! おい、こいつを引っ捕らえろ!!』
『わっ!ちょ、ちょっと、マ・・・。あ、ダメー。そんなに引っ張っちゃ!・・・イテテテ!痛いよー!服が破れる・・・! 』
『こいつ、武器を所持していないか調べろ!』
見張り番のボスが手下にワタルの身体検査を命じた。
『武器は見あたりません。それにしても詰め襟学生服にゲタ履きの妙な恰好でこいつイカレテますぜ』
『こんなアホなやつなんか相手にしていられんが一応、隊長のもとへ連行せよ』

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ワタル君、簡単に掴まってしまいました。
それにしても一人で龍尾に乗り込むなんてワタルは本当にイカレテいるのか、迫真の演技なのか分かりません!!

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ワタル掃除係として潜入に成功! 投稿者:ワタル(かっちん) 投稿日:2000/07/31(Mon) 06:42

ワタルは警備隊長のもとへ連行された。
『一人で正面入り口にいた不審な奴を捉えました。ただしこいつだいぶイカレテます』
『その身なりからしてその通りだな。襲撃連中はグループの筈だしこんなアホな奴はいないだろう』
『隊長、こいつの処遇をどうされますか?』
『ボスに報告するまでもないだろう。追っ払ってしまえ』
『僕、ワタルと言います。僕を雇ってくれませんか?』
『隊長、こんなアホ使い者になりませんよ』
『掃除係でもさせておけ。ただし、その妙な恰好で歩かれては目障りだから人民服を着させてやれ』
『ワタル、さっそくこのビルの1階〜10階まで掃除せよ。待て、ただし10階だけは立入禁止だからしなくてよい』
人民服に着替えさせられたワタルは早速、掃除をさせられた。
1階の掃除が終わり上の階の掃除に取り始めた。
(10階が立ち入り禁止ということは人質がいるということだな。よし早速10階に行ってみよう)
ワタルは掃除道具を持ってエレベーターに乗り10階のボタンを押した。
扉が閉まった瞬間、天井から網が降ってきた。
警備室にも異常が伝わり警備隊長と部下の警備兵たちが駆けつけた。
『馬鹿、間抜け、アホ・・・・・!!』
警備は網にかかった新入りの掃除係に罵声をしながら呆れていた。
『お前、こいつにエレベターに仕掛けた罠のこと伝えなかったのか?』
『わたしの手落ちです。我々同様てっきり階段を上っていくものとばかり思ってましたので』
『ワタル、上の階の掃除は階段を使え!』
『はい、わかりました』
網から解き放されたワタルは掃除道具をもって階段を上っていった。
2階での掃除が始まって間もなく、天井から網がワタルに降りかかりセンサーが鳴った。
『あのアホ、またドジ踏みややがって。あいつは龍尾組一番の超弩アホだ!!』
『お前、あのアホに各階の罠の場所を教えてやれ。毎回、呼び出されてはたまらん』
ワタルは各階に仕掛けられている罠の場所を教えられながら掃除をし続けた。
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ワタル君、掃除係として龍尾本部ビルに成功しました。
龍尾の組員はワタルを超弩アホだと思っているようです。本当かも!?

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