セピア競馬に参加予定 投稿者:セピア=インフラレッド 投稿日:2000/04/28(Fri) 20:59

『あぁ〜・・・私とルフィーを除いて、この宿に宿泊していたメンバーはみんな出かけちゃったわ!』
『えへん・・・・セピアさん、 私、アールセキンとマイナさんが目に入らないようですが・・・・』
『ごめんね。あなたたち、いたのね。あなた方は武術大会に参加しないの?』
『私としましては、あう云う野蛮な競技は肌に合いませんし紳士の嗜むものではありません』
相変わらず、気障なアールセキンの返事に可笑しさを堪えながらセピアはマイナに視線を向けた。
『お姉ちゃん!しつじのおいちゃんはとても強いんだよ。この前なんか、悪いごろつき連中を相手に手品のようにハンカチ1枚でやっつけちゃったんだ』
『マイナさんったら、恥ずかしくなるではありませんか!』
『そのように謙遜するところが、あなたの良いところね』
セピアはアールセキンとマイナに優しく微笑んでいた。
その時、祭りのパンフレットに書かれているイベントをチエックしていたルフィーがセピアに声をかけた。
『ゼフィロス市外の牧場にて、大競馬大会!参加馬ならびに騎手募集!ですって。セピア姉さん、参加してみたら?』
『そうね・・・上位入賞すれば、多額の賞金が貰えてルフィーの借金が払えるわね』
開催場所が愛馬フリーズを預けてある牧場近くだったこともありセピアは愛馬を駆って大会に参加してみたくなった。
ルフィーが交通手段を気にしてセピアに問いかけた。
『でも・・・セピア姉さん、ここから牧場まで遠いわ。どうやって行くつもりなの?』
突然アールセキンがニコニコしながら彼女たちに目配せした。
『心配ご無用です。私が牧場までお送りしましょう』
『でも、残されたルフィーとマイナさんのことが心配だわ』

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凶器使用ですよ!誰か注意してあげてください 投稿者:中島上等兵 投稿日:2000/04/28(Fri) 22:31

 ロッキーと中島上等兵は、ムサシが露骨に嫌そうな顔をする横
で、まだ出場登録もしていない段階の武術大会を想起して、異常
な興奮状態に至っていた。
 ロッキーは本能で、中島上等兵も別の本能で、闘う事が先天的
に好きなのだ。中島上等兵は、次々とアプリケーションを試行し
て快活に笑い声を発している。標準装備の38式歩兵銃(注1)や30年式銃剣(注2)の段階では皆も「どうせ取り上げられる
んだろ」という表情で傍観していたが、89式重擲弾筒(注3)
を試射し出すに至っては皆も呆れてものが言えない。

(注1)いまさらながらですが、口径6.5o、ボルトアクション
    ライフルで、命中精度では第二次大戦で実用されたライ
    フルの中では抜群でした。日本軍は、この名銃の性能の
    よさに依存して、自動小銃や突撃銃などのような、次世
    代の小銃の開発を怠ったとも言われています。
(注2)日本軍のシンボルとも言える銃剣(バヨネット)。刃渡
    りが40センチ近く、他国の銃剣があくまで接近格闘戦
    のためのナイフであるのに対し、日本軍の銃剣は突撃戦
    用の短刀(ドス)のようなイメージです。
(注3)日本軍自慢の個人携行型グレネードランチャー。    

…………………………………………………………………………………………
こうしか書けませんでしたが、誰か中島上等兵を武装解除してくれないと
大変書きづらいことになってしまうので…

彼と彼女? 投稿者:リン(宗一郎) 投稿日:2000/04/29(Sat) 01:52

「あの人、強そうですね」
ルネリオは先ほど椅子に座った女性を見て、そうつぶやいた。
すでに、その目は少年のような好奇心で輝いている。
「そうね。でも、武術大会なんかには出そうにないみたい」
「どうしましょう?」
「そうね、この間みたいに声を掛けてみたら?」
「そうですね」
ルネリオは嬉しそうにうなづくと、慌てて残った食事を片付けた。
「じゃ、行ってきますね」
子犬のように目を輝かせながら、女性の椅子に歩んで行く。
「すみません」
「ん、なんですか?」
彼女は何気ない動きで振り向く。
「あの、一度お手合わせしてもらえませんか?」
「お手合わせ?それは死合をしろってことですか?」
普通の顔つきであっさりと恐ろしいことを言う。
「いえ、あの僕、今修行中で一人でも強い人と戦って、自分の腕を上げようと思ってるんです。
だから、あくまで死合ではなく試合として相手をしてくれませんか?」
「ええ、構いませんよ」
「ほんとうですか、ヤッタ―。あの、僕はルネリオ=アリクって言います」
「私は、ホウメイ=リンと言います」
「え?女の人だったんですか?」
彼女の名前に驚きの声をあげるルネリオ。
リンの容姿は女性といわれれば女性に、男性と言われれば男性に見えるような酷く中性的な雰囲気を持っている。
ルネリオの反応にリンはクスリッと笑うと、こう付け加えた。
「これでも、女なんですよ」

ガルも急に止まれない 投稿者:ガルデュン 投稿日:2000/04/29(Sat) 02:07

まだ午前中だと言うのに、通りは相変わらず人で溢れかえっていた。
その中を颯爽と…ではないが自慢の足で巧みに駆け抜けていく銀髪。
目指すは、遠目に見える武闘大会会場。
午前中で予選のエントリーが締め切られるとあって、内心かなり焦っていた。
「ムサシのやつ!俺に出ろとかゆうといて、置いて行きさらすとは!」
しかし、よくよく考えると出場理由がムサシのその一言だけなのだ。
だんだん、このまま間に合わなかった事にして出るのを止めようかと言う考えが頭に浮かんできた。
「あいつ(ムサシ)と当たったら、タダでは済まんわな…」
そう思うと、自然と足が遅くなる。
「結局何にも無かった事が証明されたんやし…しかし、あいつロリコンだったとは…」
本人が聞いたらその場で切り殺されそうなセリフを小声とは言え口にする。
「やっぱりこのまま遅刻して……うわっ!」
考え事をしていた性か、相手が避けた先に避けてきたのか、ガルは目の前に迫った人影になす術も無く激突した。

「いたたたたたっ…」
下から聞こえてきたのは女性の声。
「ちょっと!こんな人ゴミの中を勢い良く走ってくるなんて、どう言う神経してるのよ!」
絹のように細い金髪が、風に乗ってガルの頬をくすぐる。
大通りを行き交う人々の何人かは、彼女の大声に思わず足を止めた。
ガルの眼下でサファイアのような瞳が睨み付けてくる。
「いつまでそうしてるつもり!早くどきなさいよ!」
「ああ……ああっ…すまん、すまん…」
思わず見とれていたガルの反応は鈍い。
「まったく!」
女性は何かぶつぶつ文句を言っているようだが、ガルの耳にはほとんど届いていなかった。
「あーっ!しもた!!」
ようやく走っていた本来の目的を思い出したのか、今度はガルが大声を上げる。
「このままやと、どの道ムサシに殺される…」
急いでその場を走り去ろうとしたガルを先程ぶつかった女性が腕を掴んで引きとめた。
「今、ムサシって言った?言ったわよね!?」
「ああ…」
「今、何処に居るの?知ってるなら案内しなさいよ!」
思わず勢いに圧倒されるガルであった。
−−−−−−−−−*−−−−−−−−−−−*−−−−−−−
あう…アピアの喋りってこんなんで良いのかな?(汗)
とりあえずぶつかってみました(笑)

http://cvnweb.bai.ne.jp/~taka3/relay2/relay_novel21.html


世話が焼けるったら…… 投稿者:ステファン=ノティス 投稿日:2000/04/29(Sat) 04:24

武闘大会を見ようとごった返す雑踏の上、鳥のような影が通りすぎる。それはまるで誰かを捜しているかのように、かなり低空を飛んでいる。
「ったく!ガルの奴、今からこの中走ってったって間に合うわきゃねぇのに…」
グリフォンを駈り、人ごみを見渡しながら、ステフが呟く。その時、前方のそれほど遠くない所から、良く透る女性の声が響いた。
『ちょっと!こんな人ゴミの中を勢い良く走ってくるなんて、どう言う神経してるのよ!』
ステフの感が、元凶がガルだと告げる。
「グリちゃん、あっちに飛んで!」
程なくして見えた人だかりの中心には、案の定見たことのない女性がすごい剣幕でガルに詰め寄っていた。野次馬のざわめきと一緒に二人の会話が耳に届く。
『今何処にいるの?案内しなさいよ!』
「あ、案内しろゆうてもこの人ごみじゃ、どうにも動けへんやないか」
『いいから案内しなさいっていってんのよ!ごちゃごちゃ言わずに案内しなさい!!』
「せやから俺もはよここを抜け出したいんやけど―――」
言い合いをしている二人の頭上に、突然影が覆い被さる。それと同時にこれまた良く透る子供の声が響く。
「いいかげんにしろよ?!登録受け付け終わっちまうぞ!アホガル!!」
「ス、ステフ!なんや、それは?!」
二人の真上でホバリング(?)しているグリフォンの上からステフが顔を出し、ガルたちを見下ろす。ガルに掴みかかっていた女性も、驚いた顔でステフを見上げている。
「おれの召還獣だよ。そんなことより、早く乗れよ!会場まで乗せてってやっから!」
「ほんまかっ?!おおきに♪」
そう言うなりガルは跳躍し、ステフの後ろに座る。さすが盗賊系と言ったところか。
「んじゃ、行くぞ!」
「ちょっと待ちなさいよっ?!」
出発しようとしたステフたちに向かって真下から声がかかる。さっきガルと言い争っていた女性だ。
「…なんだよ、お姉さん。おれらは今急いでんだよ!」
いかにも面倒そうにステフ答えると、その女性は自分の右手を差し出し、当たり前のような口調で叫ぶ。
「あたしも連れてきなさいよ!そいつにムサシのところまで案内してもらうんだから!!」
「俺がいつ案内するゆうたっ?!自分で会場まで行きゃええやんか!」
また言い合いを始めたガルたちに、ステフのイライラが爆発した。
「ああっ!もう!!なんでもいいよ!連れてきゃいいんだろっ?!」
そう叫ぶと、腰につけたウェストポーチ型のアプリ倉庫から一枚のカードを取り出し、杖の先端の緑の宝石に差し込む。
「データロード!データ・ペガサス、復元(ラン)!」
ステフの叫びと共に、女性の目の前に一頭のペガサスが出現する。
「それに乗ってついて来い!」
「わぁお!ありがと、おちびちゃん♪」
女性が上機嫌でペガサスに跨る。そこへ、息を切らしてシリンが追いついてきた。
「ガ、ガルさんもステフさんも待って下さいよぅ!」
「悪いっ!シリンは後からジンクと歩いてきてくれよ!」
ステフはシリンに言い放ち、彼らを乗せたグリフォンとペガサスは人ごみの上をすごい勢いで飛び去っていった。

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久々のステフでの書きこですねぇ【爆】
とりあえず、これでガルも登録には間に合うでしょう。
後は誰かよろしくね♪

その前にこっちも登録 投稿者:シュバルツカッツェ(みねの) 投稿日:2000/04/29(Sat) 13:44

「ちょっと待って。ルネリオ、もう武術大会の登録が始まっているわ」
 カッツェが店の時計を見て、言った。急がないと、ムサシと戦えなくなると思ったルネリオが、慌てる。
「あっ、じゃ、じゃあすぐに行って来ないと!リンさん、こちらから話しかけておいて申し訳ありませんけど、ちょっと僕、武術大会の登録に行ってきます!」
 そう言うとルネリオはオープンカフェから飛び出して行った。
「武術大会……?」
「ええ、今日から二日間行われるの。でも、死合では無いわ」
 カッツェの話を聞いて、リンは考え込んだ。祭の余興のような武術大会などに、アレイクは何の興味も持たないだろう。自分にとっても何の利益もない。
「ええと」
「カッツェ、シュバルツカッツェ」
「カッツェさん。実は私、人を捜しています。ルネリオさんには悪いですが、取り敢えずここは失礼させて貰いますよ」
「ちょっと待って――これが私達が祭中に滞在しているホテルの名前と連絡先よ」
 カッツェはパンフレットのページ(競馬)を一枚破り、連絡先を書いてリンに渡した。
「有り難う」
 リンは紙を受け取ると、ついでにカッツェの手を取り、軽くキスした。
「リンさん、女の方でしたよね?」
 リンは微笑むと、再び雑踏の中へと消えていった。
「私も、ルネリオの後を追って、大会会場に行こうかしら」
 カッツェは食事代を払い、店を出た。

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私も行くよ。 投稿者:神永 緒忍 投稿日:2000/04/29(Sat) 22:02 [返信]

「私も行く。」
ルフィーはセピアに向けてそう言った。
「私も、とりあえずお祭りにはずっといるつもりだから。それに、今日は特に
することもないから。」
「武術大会には行かないの?」
セピアがそういうと、ルフィーは笑いながら答えた。
「そんなの無理に決まってるじゃない。あんな状況では私みたいなハーフリン
グは圧倒的に不利だもん。それに、人が戦っているのを見るのは、私好きじゃ
ないから。」

ここでアルが二人の会話に口をはさんだ。
「では、ルフィーさんもいかれるんですね。」
「はい。」
「そうですか。では、マイナさんはどうなさいます?」

アルにそういわれたマイナは、3人に向かってこう答えた。

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とりあえず、ここできります(笑)。
なんか、TVで大事なシーンの直前に突如CMに入るみたいですけどね(爆)。

ということで、この続きはマイナさんですね(別に限定はしませんが、3日目
のマイナさんの行動決定になるでしょうから)。

それでは。

行動不能〜上機嫌♪ 投稿者:マイナリス=グリム(μξ) 投稿日:2000/04/30(Sun) 01:28

「ぅん〜と、ボクはぁ〜……」
悩み出すマイナ。
検問でのやりとりが、かなり面倒だった事を思い出したのだ。
「あんまり出口には行きたくないなぁ……」
「そうですか……
しかし、マイナさんを一人きりにすると、少々不安が出てくるんですが……」
マイナには、アールセキンと一緒にいた時でさえ、はぐれてしまったという前歴がある。
「……私が一緒にいますぅ〜……」
よれよれと姿をあらわしたのは、なぜか疲れきったシリンと、それを支える様にして寄り添うジンクの姿だった。
「……どうしたの?
疲れているようだけど……」
セピアが、地面に座り込んでしまったシリンに尋ねる。
「ひどいんですよぉ〜……
ガルさんは私の事、ほっといてどんどん走ってっちゃうし、ステフさんが空から助けに来てくれたと思ったら、
『おまえはジンクとあとからおいで』とか言って、やっぱり先に言っちゃうんですよぉ〜!」
へろへろになりながらも、不満を口にするシリン。
「そんなわけでして、ココでしばらく休んでから市街見物でもしようかと思っていますので、皆さんはどうぞ牧場の方に行って下さい。二人は僕が責任をもって見てますから。」
クリーチャーであるジンクが、一番頼もしい事を言う。
……確かに、シリンとマイナ、ジンクの中では、ジンクが一番頼もしい。
「――では、お願いします。」
アールセキンは、思わずジンクに希望を託した(爆)

三人が去った後、自分の背中ではしゃぐマイナ、疲れ切ってぐったりしているシリンを見て、
「ホントにこんな事でいいのだろうか」と、今更ながらに自問するジンクがいた。

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とりあえず、ジンクの背中ゲットッ!
この背中は譲りませんよッ!(力説)

http://jump.uranews.com/myuuku/


競馬大会予選始まる 投稿者:セピア=インフラレッド 投稿日:2000/04/30(Sun) 22:00

『それではお嬢さん方、しっかりと私の肩にお掴まりください』
アールセキンはルフィーとセピアとビットを両手に抱え込むと脱兎の如く猛スピードで検問を走り抜けセピアが愛馬を預けた牧場に到着した。
『お姉さん見て、フリーズよ!』
親切な牧場主のもとで英気を取り戻したセピアの愛馬フリーズがセピアのところへ走り寄ってきた。
『よしよし、フリーズ、淋しかったのかい・・・すっかり元気になったわね。ビットもここにいるよ』
フリーズは、嬉しそうに彼女の頬を甘えて舐めている。
牧場主のラルクさんがセピアたちを見て嬉しそうに駆け寄ってきた。
『競馬大会を見に来たのかい?』
『実は、競馬大会に出場してみようと思いまして・・・』
『これはたまげたよ!出場者はほとんど男ばかりだけれど、大丈夫なのかい?』
『女が出場出来ない決まりないでしょ。私、フリーズに賭けているの!』
『予選は正午からで間もなく予選出場者の締め切り時間だから急いだ方が良いよ』
競馬大会は、すぐ隣のゼフィロス公営牧場で行われ、今日は予選が行われ明日、勝ち抜いた者達による本大会が行われる。
優勝者には賞金10000ゴールド、2位は5000ゴールド、3位は2000ゴールドが贈られる。
競馬大会は武術大会と並んでゼフイロス祭の人気イベントの一つで、大勢の競馬ファンがゼフイロスの街から押し寄せていた。
人々の楽しみはゼフイロス祭の公認ギャンブルでもある公設馬券売場で売られる明日の本大会の馬券を楽しみにしている。
セピアたちは一行はラルクさんに案内されて競馬大会の行われる公営牧場にやって来て、係員に出場参加を申し出た。
『すみません。競馬大会に出場したいのですが・・・・男女の出場制限や費用はあるのですか?』
『出場費用は無料で男女の制限はないが、出場者は男ばかりだから、あんたは紅一点だ。あと10分で締め切るところだったので、あんた運が良かったね。それじゃ、この用紙に必要事項を書き込んで登録申請して体重チエックや馬の審査を受けて欲しい』
『ありがとうございました』
『正午の合図と同時に予選が行われるので、このゼッケンを本人と馬に付けて自分の順番を間違わないようにゲートに集結して欲しい』
セピアの資格審査が済んで登録が無事に済むとルフィーもアールセキンもほっと安堵の表情を浮かべていた。
『あなたが居なかったら、参加出来なかったわ。心から感謝します』
セピアはアールセキンに感謝の言葉を述べた。
『私からも、あなたにお礼します』
ルフィーも彼に感謝の言葉を述べた。
『締め切りに間に合って良かったです。私も走り甲斐がありました』
いよいよ、正午のサイレンが鳴り渡り予選が始まった。
今日の予選は申し込み順に各々10頭ずつ行われセピアは10番目であった。
『お姉さん、頑張ってね』
『セピアさんの健闘を祈ります』
ルフィー、アールセキンの声援を受けて100のゼッケンを付けたセピアは愛馬フリーズに乗りゲートに向かいスタートの合図をじっと待った。
いよいよ、セピアたちの予選最後の第10 レースが始まった。
緊張からか少し出遅れたセピアは先頭から5馬身引き離されてのスタートだった。
愛馬フリーズの底力を信じている彼女は、敢えてフリーズにムチを打たず手綱を必死に握り締めながら掛け声をかけている。
彼女の意志が伝わったフリーズは全速力で目の前の馬たちを追い抜いて行くと先頭と半馬身の差にまで追いついた。
間もなくゴール200メートル手前となり先頭争いが激しくなった。
フリーズは徐々に先頭との差を詰めるとゴール50メートル手前で逆に追い抜いてゴールインした。
『セピア姉さん、やった! 』
ルフィーは大喜びして隣のアールセキンに抱きついた。
その時、アールセキンは背後に近づく物影を感じ始めた。
さっぱりとした黒髪を短めに切りそろえていて、中性的な整った面立ちで黒のシャツとスラックス姿の人物が観客を押しのけながら彼に近づいていた。

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ひとの集まるところ、儲け話あり 投稿者:朴哲周 投稿日:2000/05/01(Mon) 16:44

「なぁ、お兄さん、調子はどうだい?」
親しげにその辺にいるものに声をかける男の人影。金貸しからバ
クチの胴元まで手広く手がけるc世界の青年実業家:朴哲周である(?)
「えっ?」と返したHIPHOP系の姿の若い男に、その男は言
葉をつないだ。
「ナベさんとこ最近、顔出してるよ? 寂しがってたぞ」
 誰でも、ナベさんとか、ヤマさんなどと呼ばれている者が知り
合いにいるものである。
「いやぁ、中々忙しくて…最近、顔出してませんね」
なんて言葉がかえってきた日には八割成功。
「いやさ、あの100のゼッケン、若いのになかなかやるよな」
「うん、ですよね」
「いやさ、明日の本選で彼女に賭けない? 俺なら賭けるぜ」
「どうしよっかなぁ」
「騎手のコはセピアってんだけど、彼女買っといて損はないぜ。
 馬はフリーズっていてよ、今が旬よぉ。どうよ、買わないか」
 さかんにセピアを買うように勧める朴。
「いいよ、買おう。20Gの勝負だっ」
「オレを通して買えば、配当全然違うぜ。どうよ」
「えええっ? ノミ屋かよ?」驚く若い男。
「馬鹿! 声がでけぇんだよっ! どうよ? 正規の1.5はつ
くぜ。ナベさんだっていつも俺んとこで遊んでんだぜ」
「いや、考えとくよ」
「ここで決断しろよ〜。こんなチャンスないぜ。俺だってお前が
ナベさんの知り合いだから話してんだよ」
 財布に手おかける若い男。
「よーし、それでこそ遊び人よぉ! わかった20Gでいいんだ
な」
「いや待ってよ。30G積むからさ」
「OK。これ、俺の名刺な・明日またここ来るからよ」

 ノミ屋はますます繁盛している様子。別の男には、9レースの
優勝馬を盛んに勧めている。
(しかし、ナベさんって誰だよ〜)内心、にやりと笑う朴であっ
た。

……………………………………………………………………………
とりあえず、こういうところで登場しておかないと…

『師弟の邂逅』 投稿者:アル&リン(宗一郎) 投稿日:2000/05/01(Mon) 23:29

「アールセキンさん」
その人物、リンは親しげな様子でアールセキンに声を掛ける。
呼ばれたアールセキンは、振り向いて、彼女の顔を視界に捉える。
「おお、師匠〜」
アールセキンが珍しく、嬉しげな声をあげた。
「へ、師匠?」
アールセキンの発した言葉にルフィーは怪訝な顔で問い返す。
「あ、はじめまして」
「はじめまして」
リンは未だに抱きついているルフィーに気づくと、にっこりと微笑を浮かべ、挨拶を交わした。
挨拶をした時点でやっと自分がまだ抱きついたままだということに気づいたルフィーは
あわててアールセキンの胸に回していた手を離す。
「御紹介致します。こちらは私の師匠で、ホウメイ リン様。
師匠、こちらは今お世話になっている ルフィー・ミリアム様です」
「はじめまして、ルフィーさん」
「……あ、こちらこそはじめまして」
一瞬、リンの顔つきに見惚れてしまったルフィーは慌てて返事をする。
「師匠もお祭の見物ですか?」
「ええ、ここに来ればなかなか会えないような友人にも会えますし」
「ええ、たしかに久しぶりに師匠に会えましたね」
アールセキンはそう言って嬉しそうに目を細める。普段の彼からは決して、見られない表情だ。
ルフィーはそんなアールセキンも様子をものめずらしげに眺めている。

「へえ、お姉さんがレースに?」
「ええ。さきほど予選を通ったんですよ」
「じゃあ、明日の本選が楽しみですね」
3人はその後も和やかに会話を交わしていた。
「それにしてもリンさんて女の人だったんですね」
「やっぱり、男っぽいですか?」
「いえ、そう言うことじゃないんですけど……そのなんとなく」
「クスッ、いいんですよ。よく言われますから」
「……あ、お姉さんだ」
と、人ごみにセピアの姿を確認したルフィーが声を上げた。

こっちは登録終了!さてガルは? 投稿者:クトファー=フィナンシェ 投稿日:2000/05/04(Thu) 04:24

「はい、どうぞ。パンフレットとそれぞれのナンバープレートです。大会中はこれを見やすいところに着けていて下さい。あと、対戦の組み合せなどもナンバーで表示いたしますので、絶対に紛失しないように気を付けて下さい。再発行は受付けかねますのでご注意を」
そう言って、係員が各々にプレートとパンフレットを手渡し登録は終了した。
「あと15分で受付が終了しますので、組み合わせの発表は45分後の11:30頃です。予選開始が13:00ちょうどとなりますから、それまでに食事等済ませて各ブロックへおこしくださいませ」
係員の言葉を背に、全員受付を離れた。クトファーは渡されたパンフレットをめくり、大まかなことを確認し始めた。
「えぇ〜と、今日は予選のみか。予選の対戦形式は………へ?なんじゃこりゃ?!」
パンフレットを凝視しながらクトファーがマヌケな声をあげた。それに気付き、ムサシが同じページを開き、面白そうな顔をする。
「…ほう!16ブロックに分かれて、各ブロック乱闘勝ち残り制か。面白そうじゃないか?参加者も多いから、このメンバーと予選で当たる確率は少ないだろうし…」
中島とロッキーはすでに興奮状態で、二人の話などまるで耳に入っていないようだ。
「ルールは……デリート無しの気絶、もしくは場外失格、ギブアップ宣言も失格かぁ。武器の使用は可。後大事そうなのは――魔法使用不可。使用した場合は直ちに失格、か……そーするとおれはかなり不利だなぁ。もともと体力勝負ってがらじゃねぇし、体も本調子じゃねぇしなぁ。本戦に残れたらいいほうかね」
クトファーがパンフを読みながら呟いた。
「まあ、何にしてもお互い全力を尽くすことだな。今言えるのはそれだけだろう?」
クトファーの呟きに、ムサシが答える。それを聞いたクトファーは、左腰に差した片刃のロングソードに手を添えながら苦笑する。
「ま!その通りさね。ステフも観に来る事だし、情けない負け方だけはできないからな♪」
いきなり出たステフの名に、ムサシの肩が微かに跳ね上がる。それを見たクトファーがちょっと意地の悪い笑みを浮かべた。そんなクトファーから目をそらし、ふと思い出したようにムサシが呟いた。
「そう言えば…ガルの奴はどうしたんだ?さっきから姿が見えないが…」
「そう言えばそうだな。ま、そのうち来るだろ。俺達はその辺で休んでようぜ?予選開始は13時。まだまだ時間があるからな」
そう言いながらクトファーは、人の少ない建物の壁際に座りこむ。ムサシもそれに続く。
中島とロッキーは―――まだ興奮状態のままで、何かぶつぶつと呟きながら立ち尽くしていた。

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というわけなので、ガルが書き終わったらすぐに予選に入ります。
プレートナンバーは適当に決めちゃって構わないです。
大会に参加する人は、とりあえずアンスクを読み返して、大会に関することを確認&頭にいれておいてください。

アレイクをめくる二人の女 投稿者:セピア=インフラレッド 投稿日:2000/05/04(Thu) 12:40

「……あ、お姉さんだ」
ルフィーが手を振っているのに気づいたセピアは人波を縫って嬉しそうに駆けていった。
「ルフィー、アルさん・・・あなた達の声援のお陰で明日の本選に出られることになったわ。ところで、こちらの方は?」
セピアは、アールセキンと似た黒ずくめの身なりの人物に視線を向けた。
「こちらは、師匠の・・・・」
アールセキンの言葉を遮ってリンが答えた。
「はじめまして、ホウメイ リンと申します。予選通過おめでとうございます。明日の本選も頑張ってください」
「セピア=インフラレッドです。こちらこそ、あなたにお目にかかれて嬉しく思います」
ルフィーがセピアに耳打ちするように話し始めた。
「リンさんはアルさんのお師匠さんなんですって!」
「そうだったの・・・ 師弟がここで再会出来るなんて、めでたいことです」
セピアは かねがねアールセキンの身なりに疑問を感じていたが、目の前のアルの師匠を見て合点した。
「姉さん、今晩宿に戻るの?」
ルフィーがセピアに訊ねた。
「明日の本選に遅れないように今晩、ラルクさんの牧場に泊めてもらいましょう」
「わぁーい!それじゃ、ラルクさんに頼んで馬に乗せて貰おうと」
ルフィーは無邪気に大喜びしていた。
その時、リンが三人に向かって訊ねた。
「この街で体格の良いアレイク=ハードラと言う神父見かけませんでしたか?」
リンの言葉が稲妻の如くセピアの全身を貫いた瞬間、彼女の身体が震えたのをリンは見逃さなかった。
「その人、射撃大会決勝で私と競った神父だわ!」
ルフィーはリンにそう答えた。
「アレイクがルフィーさんと射撃大会でご一緒だったのですか。セピアさんも彼をご存知ではありませんか?」
一瞬、セピアは返事に戸惑った様子だった。
「はい、存じ上げてます。彼に私の大切なパートナーのジャックを殺されました。彼は憎き仇です」
「そうでしたか。セピアさん、これは立ち入ったことを聞いてしまいました」
セピアの言葉にルフィーもびっくりしていた。
「射撃大会決勝で引き分けとなり、握手した神父がセピア姉さんの仇だなんて!」
セピアはリンの目をじっと見つめて訊ねた。
「リンさん、あなたはアレイクとどういう関係なんですか? 差し支えなかったらお話ください」

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受付嬢 投稿者:ガルデュン 投稿日:2000/05/04(Thu) 15:32

「どけ〜〜!!」
会場前の人ゴミの中に無理やり着地したグリフォンの背中から、ガルは一目散に受付を目指して走り出した。
先程確認した時点で、受付終了5分前である。

「おっ…あの銀髪は・・・」
最初にガルを見つけたのはクトファーだった。
ムサシが見た時には、すでにはっきりと姿が確認できる距離まで近づいて来ていた。
「ガル!遅・・・」
言いかけたムサシの目の前を必死の形相のガルが通り過ぎていく。
「どうやら登録がまだらしいな…」
登録締め切りまで後1分…

「ひっ!」
受付のカウンターに激突するように停止した銀髪の男に受付係の女は思わず小さく悲鳴をあげた。
「あの…大丈夫ですか?」
「と……く…」
「はい?」
何かを呟いているようなのだが、良く聞き取れない。
「と…ろく…」
「登録…ですか?」
あっているのか男は首を縦に振る。
時計に目を向けるとちょうど10時59分45…46…47…
「良かったですねぎりぎりセーフですよ」
個人識別データを瞬時に登録し、パンフとナンバーを差し出す。
「では、30分後に組み合わせの発表がありますので忘れずに・・・」
言ってる目の前で、男の姿が徐々に下へと下がっていく。
「…きてくださいね(汗)」
完全にカウンターの影へと消えた男を覗き込みながら、受け付け係の女は「受け付け終了」のプレートをテーブルに置いた。

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はしゃぐ子供、迷う少女、気苦労の絶えない「最後の希望」(爆) 投稿者:マイナリス=グリム(μξ) 投稿日:2000/05/06(Sat) 02:13

ジンクが一緒のため、お店には入れない一向は、結局『英雄ゼフィロスの像』の辺りで小休止を取っていた。
「はい、じゅぅす♪」
「あ、有り難うございますぅ……」
シリンもなんとか落ち着いた様だ。
「ところで、これからどこに行きます?」
「うーんとねぇ……わかんない♪」
「じゃあ、シリンさんは?」
……………………返事が無い。
「おねぃちゃん、いないよぉ〜?」
「……ですね。どこにいったんでしょうか?」
その時、少し離れた人の流れの激しい方から、声が聞こえてきた。
「ジンクさぁ〜んっ、助けて下さ〜いっ!」
……シリンだ。人ごみに飲まれて、広場から遠ざかるほうへと流されて行く。
ほんの数秒目を離しただけなのに、すでに豆粒ほどだ。
「……いつのまに……?」
「わ〜い、おねぇちゃ〜んッ!」
いや、手を振っている場合ではない。
「た、助けないとッ!」
ジンクが颯爽と人ごみを走りぬける。
――数分後、ようやくゼフィロスの像の前に戻ってきたジンクとシリンは――
「あれぇ?」
「……今度は、マイナくんがいない……?」
ジンクは、深い溜息をついた。

――結局、マイナは二つ先に行った通りで、露店をモノ欲しそうに眺めている所を見つけたのだった。

その後も、ジンクの苦難は続く(爆)
「うわぁ〜いっ!」
「そこぉっ!『うわぁ〜い』じゃない〜ッ!!」
「――こっちですかぁ?」
「だから、そっちじゃないですってぇッ!!」
ちょっとでも興味の引くものには、飛びついて、そのままどこかに行ってしまいそうになるマイナ、
言っても言っても、道を間違えたり、いつの間にかはぐれてしまいそうになるシリン、
二人の相手をしているジンクは、すでにかなり消耗し、余裕が無くなって来ている。
「は、早くステフと合流しなくちゃ……僕の身がもたない……」
――事態は、混迷の色を濃くしていた。

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さて、次は武術大会の方に行きましょうか。

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