「ハァ、ハァ・・・・・・」
「ルフィー、大丈夫・・・?」
セピアとルフィーは全力で走って逃げてきた。そして近くの壁にもたれた。
「今のは確かにヴァリオス・・・」
「やっぱり、この城に閉じ込めたのはアイツなのかしら・・・?」
2人とも下を見て会話していた。
「とりあえず皆に知らせないと・・・!」

 一方、マイナとムサシの方は・・・。
「あう〜・・・お腹空いた〜・・・」
「・・・・・・(−−;)」
マイナが空腹を訴えていた。
「ねぇ〜、お腹空いた〜・・・」
「我慢しろよ・・・(−−;)」
 どうしてマイナと一緒になってしまったのか・・・。
 胸のうちでそう言っていた。

「おい・・・ガル・・・、自分で任せろって言ったじゃないか・・・」
「ええやんけ別に、お宝の一つや二つくらい(^^)」
「一つや二つどころじゃないぞ・・・(ーー;)」
 一方シリン達は、ドアを開けるしかけを探している途中なのだが、ガルは宝箱を見つけてはあけて行き、時間がコンコンと過ぎていった。
「あ・・・・!」
 今度はラスファーが何かを見つけたようだ。
「どうしたんですかぁ?」
「いえ、あそこに本棚が・・・」
 ラスファーが指差した方向には、ほこりだらけの本棚が置いてあった。
「ちょっと読んできます」
「あ、おい!・・・・ったく、ラスファーまで・・・」
「でもここのお城はすごい荒れてますねぇ」
「まぁそりゃ古城だからさ・・・」
「ほえぇ」
 このグループはしかけを発見するのに協力をしているのだろうか・・・(^^;?

「じゃあ、そろそろ始めようか・・・。面白い劇の始まりだ・・・!ククク・・・!第1話は『魔術師の消え去る時・・・!』ククク・・・」
 そして、ついに仲間に被害が出ることになるのだった・・・・。悲しい劇は静かに始まった・・・。

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