【種族】

●ライカンスロープ(LYCANTHROPE)
 狼男など、一定の特殊条件下で人型からクリーチャー型に変身する種族。もちろん、変身はゲーム開始時に組み込む特殊アプリケーションによって行われる。

●ハーフリング(HALF-LING)
 大人でも身長1m程度の種族。(人間と比べると)非常にすばしっこい上体が小さいので戦闘ではかなり有利。ただし打たれ弱いので、後衛で射撃武器を使うことが多い。

●グレムリン(GREMLIN)
 モンスター型クリーチャーの一種。猫っぽい特徴と、長めの耳と牙と足を持ち、身長は成体でも1.2mほどしかない(ただし尾は無い)。逃げ足が異様に早くジャンプ力もあるが、腕力は皆無。手先は器用だが、弓矢などの武器は使わない事が多く、逃げ一辺倒の種族と言える。ただ、ちょっとしたトラップなど攻撃性の無いイタズラを好む。また、独特の言語体系「グレムリン語」を確立している。

【職業について】

 「CYBERNETIC ADVENTURER」単体でスタートした時点で、以下の四つの職業グループに属する最低基本職を選択することが出来ます。経験を積むことにより、プレイ中に上位の職業を選ぶことが出来るようにもなります。途中で簡単に転職可能ですが、別のグループの職業を選んだ場合、その職業グループの経験が無い場合は最低基本職しか選べません。なお、転職後も以前の職業時の特徴を有している、つまり魔法使いが戦士に転職しても魔法を使用することが出来ます。

●戦士系
 魔法圧縮ファイルの解凍はできないが、攻撃時に相手に与えるダメージ数値がかなり加算されるので肉弾戦に有利。最低基本職は「戦士」。

●魔導士系
 攻撃魔法の圧縮ファイルを解凍し、アプリケーションを起動することによって攻撃することが出来る。最低基本職は「魔法使い」。魔法の使用方法は、杖の宝石に魔法圧縮ファイルをセットし、「書庫解凍(エキスパンド)!○○・実行(ラン)!」と宣言。

●神職系
 回復・補助魔法の圧縮ファイルを解凍できる。攻撃ダメージ数値は魔導士系より若干加算される。最低基本職は「僧侶」。魔法の使用方法は魔導士系と同様。

●盗賊系
 魔法圧縮ファイルの解凍は出来ず、攻撃ダメージ数値も加算されないが、その代わり暗視能力獲得など五感の機能が他の職業を選んだときよりもアップする。最低基本職は「泥棒」。

 また、別売りの特殊キットをインストールすることにより、

●特殊系

 の職業グループに属する幾つかの特殊職中から選択してゲームを開始することが出来ます。

【上級職】

 ゲーム中で、冒険者のレベルがある一定値に達したり、アイテムを入手することによって転職することが出来るようになる職業です。ただし、経験したことのある最低基本職の属するグループの中の職業に限られます。また、特定の上級職や、複数の職業の経験が無ければなれないものも数多くあります。

●遺跡荒らし
 遺跡を専門とした盗賊。盗賊系職業を経験する事が条件。

●アーチャー
 名前の通り、弓を武器として使用する戦士。戦士系職業を経験し、弓を所持する事が条件。

●侍
 日本刀を武器として使用する戦士。戦士系職業を経験し、日本刀を所持することが条件。

●吟遊詩人
 「楽譜」と称される特殊なプログラム言語を「奏でる」事により、魔法を発動させることが出来る。初期職業に錬金術師を選択して経験を積み、インタプリタ楽器を所持することが条件。

●ビーストマスター
 一体のクリーチャーを自分のパートナーとして登録し、それを操ることで敵を攻撃する。パートナーは戦闘後も消滅することはない。ゲーム開始時に召還士を選択する事が条件。転職の際、クリーチャー制御セットを一組渡される。制御セットはクリーチャーに埋め込む制御アプリケーションと、マスターがパートナーから経験値を受け取るための端末からなり、それぞれクリーチャーの登録番号が記憶されている。制御アプリケーションにはマスターの冒険者識別コードも記憶されている。端末は勿論ビーストマスターにしか扱えないが、職業のみ判別し個人を特定しない。制御セットは、マスターの登録がアクシス・ムンディから削除された時点で自動消滅する。なお、マスターとパートナーがはぐれた場合、パートナーはマスターと再開するまで自由意思で他人の命令を実行する。

●エレメンタラー
 ビーストマスターの一種。パートナーとして精霊を連れている者をこう呼ぶ。

●ネクロマンサー
 クリーチャーや住民の「死体」をアンデット化し、一時的に操作することが出来る(冒険者は無理)。ゲーム開始時にパペットマスターを選択していることが条件。

●プランツマスター
 植物データを操作できる。ゲーム開始時にパペットマスターを選択していることが条件。

●賢者
 魔導士系と神職系の全ての魔法圧縮ソフトを解凍できる最強の職業の一つ。魔法使いと僧侶の両方で最高レベル(Lv.999)まで到達すると、会社側から賞品としてバージョンアップソフト「賢者」が届くので、それをインストールする事が条件。賢者になると、たとえ召還士や錬金術師からスタートしていなくてもクリーチャー召還・アプリケーション作成が出来るようになる。当然ながら、バージョンアップソフトは本人の冒険者識別コードでないと使えない。「CYBERNETIC ADVENTURER」開始以来、ゼフィロス、カッツェ他ほんの一握りの冒険者しかなることが出来ていない。

●勇者
 三つの系統の職業(戦士系は必須)をLv.999まで極めた者に与えられる、サイアド最高にして最難関の職業。戦闘時に肉体的パラメータ値が飛躍的に上昇し、戦闘不能に陥ることがないと言う特徴を持つ。転職の際の細かいこと関しては賢者と同様である。ゼフィロスも勇者の一人。なお、性格が「熱血」でないとなれない、だとか「紳士力が必須」だという噂が、日本人プレイヤー達の間でまことしやかに囁かれている(爆)。

【特殊な職業】

 初期職業の一種だが、別売りの上級者用特殊職業キットのインストールが為されていないと選択することが出来ない職業。また、途中でこれらに転職することは不可能です。

●錬金術師
 戦闘中にソースプログラムを作成し、杖の宝玉(コンパイラ)に専用機械で入力、コンパイル・リンク等を行うことによって自分で道具や魔法のアプリケーションを作成することが出来る(ただし魔法の圧縮・解凍は出来ない)。入力機械にはモバイル型だが、特殊なものには音声認識がある。プログラムの知識が無いとこの職業を選択しても苦労する。アプリ作成時の宣言は「翻訳(コンパイル)!○○・連係編集(リンク)」、作成された魔法アプリを発動させるには、それに続けて「ロード!○○・実行(ラン)!」と宣言する。なお、ハッカーになる確率が一番高いのはこの職業だと言われているが、人気も非常に高いので廃止されていない。

●召還士
 戦闘中にクリーチャーのデータを読み込み・操作する事が出来る。召還の方法は、杖の宝玉(ローダ。低レベルの解凍機能も付いている)にクリーチャーカードをセットし、「データロード!○○・復元(ラン)!」と宣言。クリーチャーカードはショップで完成品を購入したり、市販の空カードをクリーチャーと接触させることで得ることが出来る。倒したクリーチャーが落とすこともある。

●パペットマスター
 杖と本人のデータが密接にリンクされており、冒険者の意思を杖から発動される魔法と連結させることにより、「人形」と呼ばれるアイテムを操作し、自身の代わりに戦わせることが出来る。杖の宝玉(コントローラ)に操作魔法カードを差し込んで対象に魔法をかける事によって、操ることが出来る。なお、通常の魔法は使用できない。